関西の朝の「顔」が…ABCが道上洋三アナの「おはパソ」卒業を発表 9月11日に脳梗塞を併発し入院

[ 2021年12月20日 12:48 ]

来年3月末でABCラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」を卒業する道上洋三アナウンサー(ABC提供)
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 1977年3月にスタートしたABCラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」(月~金曜前6・30)のメインパーソナリティー・道上洋三アナウンサー(78)が来年3月に番組を卒業することが20日の放送で発表された。道上アナは9月11日に「脳梗塞」を併発し、緊急入院した。

 道上アナの代役としてこの日出演の伊藤史隆アナウンサー(59)が「45年、愛していただいた『おはようパーソナリティ道上洋三です』、道上洋三さんは3月末で卒業させていただきます」と発表。さらに道上さんの現状をABCラジオからのお知らせとして報告した。

 伊藤アナは「今はリハビリ専門施設がある病院に転院し、治療を続けています。右足はうまく動きませんが、装具を付けて歩くためのリハビリを行ってます。こちらが話している言葉は理解されていますが、うまく言葉が出てきません。そのため唇や舌を動かすリハビリを行い、スムーズに話ができるよう頑張っています。しかし、現時点での診断には、治療やリハビリには今後も時間がかかる見込みです」と説明した。

 現状を踏まえ、同局スタッフと道上さんの家族を交えて協議を重ね、78歳という高齢、早朝の帯番組の生出演という厳しい条件を鑑み、治療に専念することを優先させるため番組の卒業という判断に至った。

 同局は「『おはようパーソナリティ』卒業は、45年という長い年月を共に過ごしたリスナーの皆様にとっては大変残念な報告とはなりますが、今後は、他の番組で道上がラジオの仕事に復帰できるように、朝日放送ラジオとしてもリスナーと共に、その時を待ちたいと考えています」と説明した。

 同番組は来年3月末まで「おはようパーソナリティ道上洋三です」として放送。同局アナが交替で代役を務める。来年4月以降については番組名を一新するか「おはようパーソナリティ」の名前を残すか検討していく。

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2021年12月20日のニュース