別所哲也、神田沙也加さんが愛した歌、作品…「本当に大切にしていきたい」生放送で思い語る

[ 2021年12月20日 07:54 ]

別所哲也
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 俳優の別所哲也(56)が20日、パーソナリティ―を務めているJ-WAVE「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(月~木曜前6・00)に生出演。18日に急死した女優の神田沙也加さん(享年35)をあらためて追悼した。

 番組冒頭、別所は朝のあいさつに続き、「私も舞台で共演させていただいた俳優の神田沙也加さんが先週12月18日に永眠されました。この番組でも皆さんにも何度かお伝えしていたように、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』で共演させていただいる俳優仲間です」と伝えた。

 「2018年9月に初演を一緒に迎えた時は、イライザ・ドゥーリトル、主人公を神田沙也加さん、そして私がヘンリー・ヒギンズを演じて相手役という形で、今回は帝国劇場に久しぶりに戻って、この東宝ミュージカルの金字塔、日本で初めて本格的にブロードウェイミュージカルが上演された、『すばらしい作品を帝国劇場で一緒に上演できるね!』と、励まし合った仲間です。今回は私は朝夏まなとさんとパートナーということで、寺脇康文さんが神田沙也加さんとパートナーとなって、みんなで励まし合いながら、作品をこのコロナ禍、上演してまいりました」と続けた。

 「皆さんもすでにご存じのように、つい先日です、18日土曜日にお亡くなりになったんですが、この日も私たちは札幌で公演を終えて、その夜にこの状況を聞きました。神田沙也加さんはその時にはプロデューサーから『まだ一生懸命、戦っている』という、状況でしたので、その夜、皆さんにお伝えすることはできなかったんですけど」と、その知らせを聞いた状況について説明。「この作品を通じて、彼女とたくさんの思い出を作ることができましたし、僕自身は今年の冒頭、大地真央さん主演で『ローズのジレンマ』という作品でもご一緒し、本当に俳優仲間として、ミュージカルを愛する仲間として、いくつもの思い出が今、語り切れないほどあります」と言葉を選びながら語った。

 さらに「今日ここで何をお伝えしなければいけないか、いろいろと考えたんですが、この神田沙也加さんという、素晴らしい女優さん、俳優さんが作り上げた世界をこれからミュージカルを愛する皆さんととともに、僕自身も大切にしていきたいと思っております。彼女の素晴らしい歌を愛する気持ち、作品を愛する気持ち、その気持ちを本当に大切にしてまいりたいと思っております」と決意を語り、「すみません、番組の冒頭ですが、一緒にようやって毎日の朝時間を分かち合う皆さんにもお伝えしないといけないなと思いまして、お伝えいたしました。神田沙也加さんのご冥福を心からお祈りしています」と追悼した。

 別所は19日、ツイッターでも「仲間が旅立った。公演前日まで一緒にいたのに。終演後に聞かされて、まだ気持ちが追いつかない。同じ時代に同じ作品で自らの力で輝いてた。コロナがなければもっと語り合い支え合えたはず。神田沙也加は、素晴らしい舞台役者です!分かち合えたすべてが宝物です。ありがとう」と同じ作品を作り上げた仲間をしのんでいた。

 「マイ・フェア・レディ」の札幌公演については、19日と20日の公演を中止すると発表。25、26日には山形県で公演。来年1月1~3日には静岡、その後、愛知、大阪、福岡で公演が予定されている。

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