藤井聡太3冠が3連勝で史上最年少4冠に王手

[ 2021年10月31日 18:13 ]

第34期竜王戦七番勝負第3局 前日の指し手を再現する豊島将之竜王(右)と藤井聡太三冠
Photo By 代表撮影

 将棋の第34期竜王戦7番勝負第3局は31日、福島県いわき市の「新つた」で第2日を指し継ぎ、先手番の挑戦者・藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が93手で豊島将之竜王(31)を下し、開幕3連勝で初の竜王位、さらに史上最年少4冠にも王手をかけた。3連覇を狙う豊島は早くもカド番に立たされた。

 第4局は11月12、13日に山口県宇部市のANAクラウンプラザホテル宇部で行われる。

 両者は6~8月の第62期王位戦7番勝負、7~9月の第6期叡王戦5番勝負に続く「タイトル戦19番勝負」の真っ最中。王位戦は4勝1敗で、叡王戦は3勝2敗で、いずれも藤井がシリーズを制した。このカードは藤井が5連勝を飾り、通算成績は藤井の11勝9敗となった。

 藤井の次戦は11月3日に愛知県名古屋市で行われる日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)準決勝の永瀬拓矢王座(29)戦。勝てば21日に千葉県千葉市で行われる決勝で同棋戦連覇を狙う豊島と激突する。

 続く5日には第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグで豊島と対局。同リーグ成績は藤井が2勝、豊島が2勝2敗となっている。

続きを表示

2021年10月31日のニュース