NHK新人お笑い大賞は「ニッポンの社長」 賞レースでは初の戴冠 審査員からは満票「夢みたい」と涙声

[ 2021年10月31日 19:18 ]

「令和3年度NHK新人お笑い大賞」で優勝したニッポンの社長の辻(左)とケツ
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 「令和3年度NHK新人お笑い大賞」の決勝が31日、NHK大阪ホールで開催され、ニッポンの社長が優勝した。

 結成10年未満のプロ芸人311組が東京、大阪で予選を開催。東京予選を勝ち抜いた素敵じゃないか、トンツカタン、ミキ、モンローズ、大阪予選を勝ち抜いたチェリー大作戦、ニッポンの社長、ハイツ友の会、丸亀じゃんごの8組が決勝進出。A組からハイツ友の会、B組からニッポンの社長が決勝に勝ち上がり、「脱出劇でのひと幕」のネタでニッポンの社長が優勝した。

 賞レースでは初の戴冠。キングオブコントでは2年連続のファイナリストとなりながら優勝までは一歩届かず。先日の「NHK上方漫才コンテスト」でもビスケットブラザーズに敗れ準優勝。「2位ばかりでこのまま賞レースでは優勝できないのかも」と、辻(34)も頭を抱えていたそうだ。

 だが、「NHK上方漫才コンテスト」準Vからの帰りのタクシーの中で、相方のケツ(31)と「次(お笑い新人賞)は絶対に優勝する」と誓い合った。NHK全国放送のためネタも老若男女万人受けするタイプのモノを微調整し、爆笑をさらった。予選、決勝とも7人の審査員から満票を得た。

 ケツは「お世話になった方に優勝するところを見せたかった」と優勝の瞬間は涙目。辻も「ビックリ。夢みたいです」と舞台上で座り込んで顔を覆った。所属する「よしもと漫才劇場」から音響、進行のスタッフを直々に呼んで万全を期して優勝。「次はM―1、キングオブコント。ネタが1番と言われるようになりたい」と声を揃えた。

 なお、大阪予選を勝ち抜いた隣人の橋本市民球場(29)が新型コロナウイルスに感染したため出場辞退。代わって大阪予選次点の丸亀ジャンゴが繰り上げ出場した。

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2021年10月31日のニュース