明石家さんま ひょうきん族の人気キャラの知られざるルール「ありがたかった、逆に」

[ 2021年10月31日 14:36 ]

明石家さんま
Photo By スポニチ

 お笑いタレント明石家さんま(66)が、30日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演し、コント番組「オレたちひょうきん族」時代の裏話を披露した。

 番組には「次長課長」河本準一(46)が出演。かつて持ちネタの「お前に食わせるタンメンはねえ!」に自ら飽きていたころ、別のギャグに挑戦したものの、だだすべりした過去を告白した。その際、さんまに「自分で飽きるな。人が飽きた時にやめるもんや」と教え込まれたという。

 するとさんまは「一番分かりやすいのは、ギャグをやって拍手が起こったら、やめなあかんのです。やめ時。笑いじゃなくて、『おお~、やってくれた』となった時はギャグのやめ時」と、ギャグの賞味期限について言及した。一方で、「『ひょうきん族』という番組に関しては1年で区切ってたから、キャラを」と明かし、驚かせた。

 「ひょうきん族」は、81年から8年間にわたりフジテレビ系で放送された超人気番組。ビートたけし(74)やさんま、山田邦子(61)、島田紳助さん(65)ら人気お笑いタレントが多数、出演した。さんまは「ブラックデビル」、「アミダばばあ」、「パーデンネン」など、数々の人気キャラクターを生み出し、お笑いブームの一翼を担った。

 そんな人気キャラも、1年区切りで代えていくのが番組側との決めごとだったようで、「まだやりたいけど、1年でキャラクターに乗っかったギャグは1年で終わらなあかん。そうせざるを得ない。キャラ代えていかなきゃあかんから」と説明した。生まれたキャラは8年で8種類だったといい、「はやっている、まだいけるのにやめざるを得なかったから。ありがたかった、逆に」とも打ち明けた。中でもブラックデビルは人気キャラクターだったためか、「『ブラックデビルをずっといくのか、1年でやめるのか、どうしますか?』と言われたのを覚えてる」と“続投”の打診もあったという。

 また、「アホちゃいまんね、パーでんねん」のギャグで人気を博した「パーデンネン」は、実は落語家・月亭八光(44)の子供時代の言葉から生まれたギャグだったという。「「『アホちゃいまんね、パーでんねん』は、『笑っていいとも!』の雑談で言うた言葉を、八光やね、(父の月亭)八方兄さんの子供がいて。6歳の時に八光に『アホか?お前は』と言うたら、『アホちゃいまんねん、パーでんねん』と。『今どきの子供はこんなことを言いますねん』というネタを『いいとも』でしゃべって」。それが番組ディレクターの耳に入り、キャラクターとして成立させたという。

 河本が「そんな意外なところに転がってるんですね?ずっと考えて考えてできたキャラではなくて」と驚くと、さんまは「ずっと考えてきたキャラもあるけれども、逆にそういうもんやな」と答えていた。

続きを表示

2021年10月31日のニュース