小泉進次郎氏「国会は、本当にくだらない」 インタビューで旧態依然の国会に憤り、改革姿勢打ち出す

[ 2021年10月31日 22:46 ]

 神奈川11区(横須賀市、三浦市)の自民・小泉進次郎前環境相(40)は、今回も投票締め切り直後の午後8時すぎに当確が出る圧倒的な勝利だった。

 この日は、MBSの選挙番組「選挙の日2021 よんチャンTV特番」にVTRで出演。その中で「NEWS」の小山慶一郎(37)との対談が放送され、歯に衣着せぬ発言で本音を語った。

 街頭インタビューで「誰がやっても変わらない」との国民の声を受けた小泉氏は「誰がやっても変わらないは嘘です。とはいえ、なかなかそれが感じてもらえていない。それは政治家の信頼が低いからで、これをどう変えていくのか。若い人たちからの声を、どんなに小さくても、政治家が実現するということです」などと政治不信に対して意見を語った。

 さらに、旧態依然の国会に憤りを見せた。小泉氏は「国会だって、本当にくだらないと思いますけど、マイボトルはダメ。理由は、何を飲んでいるかが分からないから。“酒飲むやつがいたら、どうするんだ”とか」と説明。小山が「マイボトルの中に?」と尋ねると、小泉氏は「そう。あり得ないでしょ。国会って、氷の入った冷たいお水しかないんですよ、基本。冬に、そんなもの飲みたくないじゃないですか。何か、健康の問題があるなら、その申請をしてだったら」と話した。小山が「申請するんですか?」と疑問を投げかけると、小泉氏は「そうなんですよ。そしたら、委員会の理事会という場にかけて、認めたらいいよ、となる。そんな不毛な議論を乗り越えないとできないのが、今の国会」と、不満を口にした。

 また、今の自民党にも憤りがあるとした。大阪で、日本維新の会が席巻している現状について、小泉氏は「なぜ、維新が評価されているかといったら、変えようという、今のままではだめだという改革精神ですよね。それは本来は自民党が言っていたもの」と言及し、「じゃあ、維新が改革と言っているから、(自民党が)改革ではない方で勝負をしようと思ったら、私は大間違いだと思いますよね」と熱い口調で語り、「変わらなくても見てもらえるなんて、大間違いじゃないですか。政治が一番変わろうとしている姿を見せなかったら、政治の信頼は回復しないです」と改革姿勢を打ち出した。

 最後に小山に「岸田首相のもとで変わると信じていていいですか」と聞かれた小泉氏は「私はそうなるように期待しています。常に改革の必要性を訴え続けたいと思います」と話していた。

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2021年10月31日のニュース