綾野剛主演「アバランチ」映像美にこだわり最新のチャレンジ

[ 2021年10月31日 08:15 ]

チャンネル フォーカス(下)

月曜10時枠でスタートしたフジテレビ系連続ドラマ「アバランチ」で主演を務める綾野剛(右)と共演の福士蒼汰
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 10月18日にスタートした綾野剛(39)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「アバランチ」(月曜後10・00)は、謎のアウトロー集団の活躍を描く物語。映画「新聞記者」などで知られる藤井道人監督が演出を務め、アクションシーンや映画さながらの迫力のある映像も見どころの一つだ。

 10月期から新設されたドラマ枠。主演のキャスティングについてプロデューサーの安藤和久氏は「新たに誕生するドラマ枠。そこにふさわしい俳優として綾野剛さんが真っ先に頭に浮かんだ」と説明。「抜群の演技力に加え、ドラマに対する取り組み方も真剣。男性もほれる格好良さとその芝居をふんだんに発揮してほしい」と期待を込めた。

 目的も正体も明かされていない謎の集団「アバランチ」が、権力や世の中の理不尽と対峙(たいじ)する物語。安藤氏は「綾野さんの起用が決まり、そこからドラマの内容や企画などを詰めていった」と明かした。綾野自身も議論に参加しながら作品を作り上げているという。

 演出の藤井監督も綾野とは映画「ヤクザと家族 The Family」(今年1月公開)以来のタッグとなる。「綾野さんからも紹介があり、願ってもいないタッグが実現した」と語った。

 映画顔負けの映像美も作品の魅力。「普段のドラマでは使わない高性能のカメラも使用しています」とこだわり。今作では局の技術者だけでなく、普段から藤井監督の作品に関わるカメラマンも撮影に参加。編集作業でも色調などを加工する「グレーディング」という工程を増やすなど、これまで以上に映像の迫力を追い求めている。「映像のクオリティー面では最新のチャレンジをしています。通常のドラマでは見られない映像がある」と胸を張った。

 綾野や共演の高橋メアリージュン(33)らによるアクションシーンも見どころの一つ。撮影の際には長回しを何テークも敢行する。安藤氏は「その分1話ごとにかける時間は長く、通常のドラマの2倍くらい時間がかかりますね」と明かした。 

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2021年10月31日のニュース