太田光、岸田首相に「成長とは」率直問いかけ 高度成長期引き合いに「今の人たちは何を作れば…」

[ 2021年10月31日 22:56 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が31日、TBS系衆院選開票特番「選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ」(後7・57)に生出演し、岸田文雄首相(64)に衆院選で打ち出した成長と分配について切り込んだ。

 冒頭で太田は「成長、成長というが何なのかピンとこないんですけど説明してもらえますかね」と率直に質問。岸田首相は「現代の成長とは何かといえば時代とともに成長のエネルギー、タネは変化していきます、科学技術、イノベーションであると思いますし、グリーン、デジタル、話題になっている課題をエンジンにして成長していくことを考えていかなければいけない。民間と政府が協力しながらいかに盛り上げていくのか、それが問われている」とコメントした。

 太田は、昭和の高度成長期を引き合いに出しながら、「岸(信介)さんが安保やって、池田(勇人)さんが出てきて今と似てるんですよ、安倍さんが集団的自衛権やって岸田さんが出てきて、当時も東京オリンピックがあって大阪万博があって、今回も東京オリンピックがあって大阪万博がある。似てる気がするんですよ。それをやり直すのかなって気がするんだけど環境が随分変わってますよね」と問いかけ、「僕は昭和40年生まれなんです。そのころで言うとオヤジは持ち家を持ちました、会社も立てました、車を買った、電気製品を買った。欲しいものもいっぱいあったその結果が成長だったと思うんです。成長って結果なんじゃないですかね」と畳みかけた。首相は「まさに成長が分配を生んで分配が成長という意味では成長は結果だと思います。この両方が大事だと申し上げる。多くの皆さんに分配していく。それが消費につながっていく。(分配を)広げることがポイントだと思っています」と持論を展開した。

 これに太田は、高度成長期には「人並みの生活をしようとした。ものづくりの人たちもみんな作った。今の人たちは何を作ればいいんですか」と、物質的に豊かになった社会の成長はどうすればいいのかと再度ただすと「新しい価値観があります。原資がなければ消費につながらない。消費が成長につながるから成長が結果だということはその通りだと思います」との回答を引き出した。

 さらに太田は少子化の進む日本と米国との比較をテーマに問いかけようとしたが時間切れとなり「あー、ホントしゃべり過ぎだよね俺」と、残念がった。

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2021年10月31日のニュース