トライセラ和田唱　父・和田誠さん3回忌＆作品展で思い「よっぽど仕事をしまくった人だったんだなぁと」

和田唱
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　ロックバンド「トライセラトップス」のボーカル＆ギターの和田唱（45）が8日、自身のインスタグラムを更新。19年に亡くなった父でイラストレーターの和田誠さん（享年83）への思いをつづった。

　和田は「父の三回忌から2日後、東京初台のオペラシティ・アートギャラリーにて、『和田誠展』始まります。（2021年10月9日～12月19日）」と誠さんの作品展が始まることを告知。「オープン前日の今日、僕ら家族は一足先に観覧を」と家族で会場に観覧に訪れたことを明かした。

　「恐らく今までで最大規模。ちゃんと見ようと思ったらかなりの時間を要する。なのにこれでも全作品からいえば何十分の一だそう。よっぽど仕事をしまくった人だったんだなぁと、改めて」としみじみ。「ところが中には何の依頼も受けてないのに描いたポスターなんかもいくつかあって。それって公式＝オフィシャルのものではないんだけど、オフィシャルに広めたいピュアなクリエイティビティだなと。（本人はただ好きで描いただけだと思うけど）果たして僕はリリースの目的がないのに新曲をレコーディングするだろうか！？（笑）」とつづった。

　「ジャンルは多少違えど息子である自分としては、何かを生み出す、残す、という気持ちに更に火が点いた、そんな一日となった」と決意も新たに。「展覧会関係者の皆様、お世話になります。最終日まで何卒宜しくお願い致します！」と呼びかけた。

　和田は誠さんと料理愛好家でタレントの平野レミ（74）の長男。妻は女優・上野樹里（35）で、実弟の妻は食育インストラクターの和田明日香（34）。

　誠さんは19年10月7日に肺炎のため死去した。昨年3月にお別れの会「和田誠さんを囲む会」を開催する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となった。

　「和田誠展」は人気作家の本の装丁やポスター、週刊誌の表紙などさまざまなジャンルで活躍した誠さんのおよそ2800点もの作品や資料が紹介されている。