三浦瑠麗氏 眞子さま結婚報道に苦言「心を傷つけられるような一般人のコメントを誘発するあおり報道」

[ 2021年10月9日 13:41 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が9日、フジテレビ「週刊フジテレビ批評」(土曜前5・30)に出演。秋篠宮家の長女眞子さま(29)と大学時代の同級生小室圭さん(30)とのご結婚に関連した報道に言及した。

 宮内庁が今月1日に、眞子さまと小室さんの今月26日に結婚することを正式発表。同じ日に2人は記者会見を行う。眞子さまは婚姻届を提出した後、皇籍離脱して民間人となり、小室さんが生活拠点を置く米国へ移られる見通し。宮内庁は、眞子さまが自身と小室さんの家族を巡る誹謗中傷を感じ「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)」の状態にあると明らかにした。同庁によると、小室家の金銭トラブルを巡る批判を考慮し、皇室の慣例儀式を実施せず、結婚に伴い国から支給される一時金も、眞子さまの辞退の意向を踏まえ、不支給とする。いずれも前例はなく、女性皇族の結婚としては、異例の対応となった。

 番組では、「ザ・批評対談」として2人の結婚報道を通じて皇室報道のあり方について、三浦氏と、同局皇室担当解説委員・橋本寿史氏の対談として放送した。

 眞子さまの結婚に関する報道に関して、意見を求められた三浦氏は「本来、おめでたいことのはずですけど、非常に心を傷つけられるような一般人のコメントを誘発するセンセーショナルなあおり報道だなと思っています」と苦言を呈した。

 眞子さまの複雑性PTSDの公表により、これまでの報道に関してもさまざまな意見が出ている。三浦氏は「報道もそうなんですけど、話題になっているのは、ヤフーニュースなどに転載される時のコメント欄、ツイッター、フェイスブックなどのSNSなどに一般の人々がさまざまな意見を書き込む。これは言論の自由なんですけど、それを見てしまうと、どんな著名人であっても、かなり追い詰められるようなケースがありますので、そんなに自己表現の機会を与えられていない、まだうら若いお嬢さんの身で、あれを全部見てしまったらそれは相当なダメージがあるでしょうね」と眞子さまをおもんぱかった。

 そのうえで「だから、できれば見ないでほしいとは思います」としながらも「ただそれを誘発したのはスキャンダラスで、ミスリーディングで、そして扇情的な報道であるっていうのはありますね」とあらためて報道への批判を展開した。

 2017年末に小室さんの母親の金銭問題が発覚して以降、報道は過熱し、小室さんへの批判も集まり、それが現在も続いている部分がある。番組MCの同局の渡辺和洋アナウンサー(45)がそもそも過熱報道は「金銭問題に端を発している部分がある」と疑問を投げかけると、三浦氏は「金銭問題と言っても、犯罪問題ではない。政治家の資金問題を追い詰めるような、そんなやり方で、ある私人の間のトラブルであるとか、お付き合いしていた、しかもお母さまのことについて、ご本人が1回ご説明されたのであれば、どんなに追及してもそれ以上のものは出てこないわけですよ。メディアが説明する必要があるっていう時に、何を説明してほしいの?って聞くと、だいたい黙っちゃうんですよ。説明って言うのは納得していない、嫌いだ、受け入れられないという、メディア側の気持ちの表明にすぎませんね」と斬り捨てた。

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2021年10月9日のニュース