すぎやまこういちさん死去から一夜、高橋名人が追悼「音楽でワクワクさせていただいた」

[ 2021年10月9日 05:30 ]

すぎやまこういちさん(左)と記念撮影する高橋名人(高橋名人オフィシャルブログから)

 人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽を手掛けた作曲家のすぎやまこういちさん(享年90)の訃報から一夜明けた8日、ファミコン全盛期に一世を風びした高橋名人(62)がスポニチ本紙の取材に「音楽でワクワクさせていただいた」と追悼した。

 85年、秒間16連射で一躍人気者になった翌86年にドラクエ第1作が発売され、ブームを盛り上げた2人。初対面は14年8月、NHK―FM「今日は一日“ゲーム音楽”三昧」だった。「先生がどうやって音楽を作っているのか聞いたら“音楽が和音の状態で頭に浮かんでくるから、それを形にしているだけ”って言っていた。モーツァルトみたいで驚きました」と振り返った。

 ドラクエシリーズは全作プレーしている。印象的な音楽は東京五輪の開会式でも使われた「序曲:ロトのテーマ」といい「これから何かが始まるとワクワクさせられた。ロールプレーイングゲームのストーリーを表現するのにふさわしい曲だと思います」と絶賛した。

 《支援していた安倍元首相も》すぎやまさんが支援していた安倍晋三元首相がツイッターで追悼した。「2012年の総裁選、悩む私の背中を押して頂いたすぎやま先生」と決断のきっかけだったと告白。「苦しい時もずっと応援してくださいました。本当に有難うございました」と感謝した。

続きを表示

2021年10月9日のニュース