藤井3冠が相掛かり戦法採用 豊島竜王封じる、竜王戦7番勝負第1局

[ 2021年10月9日 05:30 ]

<第34期竜王戦七番勝負第1局>封じ手を立会人の中村修九段(左)に手渡す豊島竜王(中央は藤井3冠)
Photo By 代表撮影

 豊島将之竜王(31)に藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が挑む将棋の第34期竜王戦7番勝負第1局は8日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で第1日が行われ、後手の豊島が44手目を封じて指し掛けとなった。

 注目の「19番勝負」を締めくくるシリーズが開幕した。振り駒で先手を得た藤井の選んだのは、いまやエース戦法になりつつある相掛かり。両者の対戦では5局連続の出現だ。封じ手直前には藤井が左金を6段目まで進出させる積極策を披露。「歩越しの金」は昨年の棋聖戦5番勝負第2局、そして先月の叡王戦第5局でも披露し、いずれも勝利を収めている。藤井は午前のおやつに「紫芋モンブラン・ハロウィーンオータムシーズンコレクション」を選択。相変わらずインパクトの強いスイーツがお気に入りらしい。

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2021年10月9日のニュース