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坂東玉三郎、片岡仁左衛門と「孝玉コンビ」で38年ぶり「四谷怪談」 関係者「まさか実現するなんて…」

[ 2021年8月29日 05:00 ]

9月に東京・歌舞伎座で上演する「東海道四谷怪談」で、お岩を演じる坂東玉三郎
Photo By 提供写真

 歌舞伎俳優の坂東玉三郎(71)が、9月に東京・歌舞伎座で上演される「九月大歌舞伎」(9月2~27日)で「東海道四谷怪談」に出演する。相手役は片岡仁左衛門(77)。同演目での2人の共演は仁左衛門が「片岡孝夫」を名乗っていた1983年が最後で、38年ぶりに「孝玉コンビ」が怪談劇の名作に挑戦する。

 夫(仁左衛門)に捨てられたお岩(玉三郎)が幽霊となる人気演目。夏には各劇場で上演されることが多いが、2人の共演は実現してこなかった。

 今回の共演について歌舞伎関係者も「まさか四谷怪談で孝玉コンビが実現するなんて」と驚きを隠せずにいる。2019年9月に京都・南座で上演された際、お岩役を務めた中村七之助(38)の稽古をつけたのは玉三郎。ファンの間では「ついに役を譲るのか…」という意見のほか、「最後に玉三郎のお岩が見たい」という声が上がっていた。

 夢の共演が実現した背景について、歌舞伎関係者はコロナ禍の影響を指摘。現在歌舞伎座では感染対策のため、1部1時間半程度の3部制を導入。「上演時間も短く演者の負担が少ない。演目数も減ったため、看板俳優同士の豪華共演も可能になった。今だからこそ、観客と特別な時間を共有したいという2人の思いもあるようです」と明かした。

 玉三郎は公演に先立って四谷怪談にゆかりのある東京・四谷の「於岩稲荷(おいわいなり)田宮神社」など3カ所を参拝。興行の安全と成功を祈った。「3カ所を丁寧にお参りさせていただいて『東海道四谷怪談』に向かい、神聖な気持ちになりました」と心境を吐露。「お岩さまがひとつの女性像として受け入れられたり、信仰の対象としてこられたことにも改めて気づきました9月の歌舞伎座、一生懸命務めさせていただきます」と気を引き締めた。

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