純烈・酒井一圭の多彩すぎる半生 プロレス参戦のきっかけは仲間の一言「出会いですね」

[ 2021年8月29日 14:42 ]

純烈の酒井一圭
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 歌謡グループ「純烈」のリーダー酒井一圭(46)が29日、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(日曜前10・00)にゲスト出演し、バラエティーに富んだ半生について語った。

 幼少時はテレビにあこがれ、子役を目指していた酒井。ところが、劇団に入ってみると、同じ志の子供が100人、200人と大量にいたという。「子供が多い世代なので。行った瞬間、『あかんわ』と思いました。絶対なれないって」。子供たちはみな芸達者で、「『はい!』って先生が言った瞬間、みんなぶあーっと泣いたりとか、そういう稽古なんです」というレベルの高さ。「登校拒否じゃないけど、『行ってきまーす』と言いながら近くの駄菓子屋で(時間をつぶして)」と、自然に劇団から足が遠のいてしまったという。

 それでも、心配した先生から連絡があり、徐々にエキストラの仕事などが回ってくるように。幼いころから心を折られる経験をした末、ようやく手にしたのが人気ドラマ「逆転あばれはっちゃく」の主人公・桜間長太郎役だった。

 25歳で戦隊ドラマ「百獣戦隊ガオレンジャー」に出演。当時、知り合った仲間たちが始めたトークライブに出演することになったが、28歳で結婚、第1子が誕生したことで育児休暇を取得した。ところが、1年後に復帰すると、仲間から思わぬ一言を告げられたという。「『お前、もう一つもオーラなくなってるやん』って。『オーラを戻すには仕事をした方がいい』と」。知り合いのつてでたどり着いたのが、プロレスのリング。「え?俺プロレスやるの?」と疑問に思いつつも、「行って、裸になれば『こんな体じゃ、プロレスできません』と言われると思った」。ところが、団体側からは「やりましょう」の一言。報道陣へのお披露目まで設定され、とんとん拍子にリングデビューが決まったという。

 「生の舞台は180度の世界だけど、プロレスの舞台は360度や」。仲間のそんな言葉に後押しされた酒井は、約5年間、リングに立ち続け、ライブ感を磨いたという。破天荒すぎる半生を、酒井は「仲間に恵まれてというか、出会いですね。流れ流れて」と振り返っていた。

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2021年8月29日のニュース