「日本沈没」風吹ジュン“息子”小栗旬は「熱量上昇やまない」5年半ぶり日曜劇場「モチベ自然に上がる」

[ 2021年8月29日 12:00 ]

10月スタートの日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」にレギュラー出演する(左から)風吹ジュン、比嘉愛未、宮崎美子(C)TBS
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 女優の風吹ジュン(69)が10月スタートのTBS日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」(日曜後9・00)に小栗旬(38)演じる主人公の母親役でレギュラー出演することが29日、発表された。同局の看板枠・日曜劇場への出演は2016年1月期「家族ノカタチ」以来、約5年半ぶり。

 原作は小松左京による不朽の名作SF小説「日本沈没」。1973年に刊行された翌年にはTBSでテレビドラマ化され、以降も映画・アニメ・漫画など様々な形で語り継がれてきた。

 今回は、原作の中にもある「環境問題」を2021年バージョンとして鮮明に描く。原作に大きくアレンジを加え、舞台は2023年の東京。国家の危機に瀕してなお、一筋の希望の光を見いだすために奮闘する究極の人間ドラマがオリジナルのキャラクター&ストーリーとして展開される。

 脚本は「華麗なる一族」「獣医ドリトル」「LEADERS リーダーズ」などの橋本裕志氏。演出は「インハンド」「ノーサイド・ゲーム」「TOKYO MER~走る緊急救命室~」などの平野俊一氏ら。撮影は今年春に終了した。

 風吹が演じるのは、主人公の環境省官僚・天海啓示(小栗)の母・天海佳恵(あまみ・よしえ)役。昔は栄えたものの、今は寂しい漁港がある天海の故郷に一人暮らし。夫を亡くしてからは漁港の女性リーダーとして強く明るく生きてきた。優しさの中にも芯の強さを持った女性像は、風吹に通じる。

 ▼風吹ジュン 国難のコロナ禍にあって、さらに怖いあの“日本沈没”。主演として熱量上昇がやまない小栗旬さんと心ときめく実力のある俳優陣が大集結となれば、モチベーションは自然に上がります。希望の人とは?環境省の官僚・天海の動向、そして彼のルーツは?私が過ごした漁港や海の景色とそこに生きる人々の姿も皆さまに見ていただきたいです。頼もしく成長した息子を見上げる母親役を力強く演じました。このドラマが放つエネルギーが視聴する皆さまの希望になることを祈りながら…。

 ▼東仲恵吾プロデューサー 本作の見どころの一つとなるのは、“日本沈没”という、どうすることもできない現実の中で、生き抜こうとする市井の人たちの普遍的な愛の物語です。愛あふれる役を演じていただく優しくて強い「母」たちが発表されました。風吹ジュンさん演じる天海の母は、漁港の人たちと息子のことを常に考える“人間愛”あふれる役です。風吹さんは、小栗旬さんにも通じる人を惹きつける力強くて優しい目が印象的で、今回の役にピッタリだと感じました。家族の物語も是非、ご期待ください。

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2021年8月29日のニュース