河野太郎行革相 東京都の対応に苦言、若者ワクチン接種会場混乱に「予約なしというのはかなり無謀」

[ 2021年8月29日 15:55 ]

 河野太郎行政改革担当相が29日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。27日から始まった東京・渋谷の若者ワクチン接種センターで早朝から長蛇の列ができたことに言及した。

 東京都は27日に、10月8日まで月曜日を除き、若者が予約なしで新型コロナウイルスワクチンの接種を受けられる会場を渋谷区立勤労福祉会館に設置。16歳から39歳までの都内在住者と通勤・通学者をしている人が対象で、同日の正午から接種が始まった。早朝から多くの人が並び、午前7時30分には接種枠の上限300人に達したため、受付けを終了し整理券が配布された。また28日からは300人を抽選で選ぶ方式での運営を始めたが、長蛇の列は続いた。

 河野氏は、「打ちたい人がたくさんいる中で予約なしというのはかなり無謀」と指摘し、「予約をちゃんと取って、この時間に来てくれれば打てますと。若者向けの接種会場をつくりますというのはある面、意味のあることかも知れませんけれども、そこは予約なしではなくて予約をちゃんと取って打つ。抽選でもいいんだと思うんですが、今はネットで挑戦が出来るわけですから、なにもあそこまで抽選券を獲りに来てくださいという必要はないと思う。ですから何時間も前に行って並んで外れましたというようなことではなく、ネットで申し込んで当たったら何時に来てください、あるいはネットで予約を取ってその時間に来てくださいという形で、なるたけ無駄が起きないような形でやっていただければ、皆さん納得もしてくださるのではないかと思います」と自身の考えを述べた。

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2021年8月29日のニュース