東京五輪閉会式 随所に64年大会リスペクト 57年前と同じフォントで「ARIGATO」

[ 2021年8月8日 22:45 ]

東京五輪閉会式、クライマックスでビジョンに映し出された「ARIGATO」の文字(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪は8日、17日間の全日程を終え、無観客の東京・国立競技場で閉会式が行われた。式では64年東京五輪を“リスペクト”する数々の演出が取り入れられた。

 各国選手が入場するシーンでバックに流れたのは、64年大会開会式の入場行進曲「オリンピックマーチ」。作曲家・古関裕而さんが手掛けた名曲で、57年前の10月10日、秋晴れの国立競技場に響いた名曲が再び競技場に響いた。

 そして、東京の公園をイメージしてダンサーやパフォーマーが歌い踊るコーナーでは、64年東京パラリンピック開会式で使用された坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」が東京スカパラダイスオーケストラの演奏により披露。同曲は「SUKIYAKI」のタイトルで米ビルボードのシングルチャートで1位を獲得した。

 そして式の終盤、スクリーンに映し出された「ARIGATO」の文字。64年大会の「SAYONRA」と同じフォント、解像度で“レトロ調”となっており、同会場で2度目の五輪開催となったことをアピールした。

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