薮下楓がSTU48を卒業、芸能界引退　「アイドルになれて幸せでした」卒業公演で岡田奈々もエール

卒業コンサート開催したSTU48・薮下楓　（C）STU48
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　STU48の薮下楓（20）が8日、兵庫・神戸国際会館で最終公演を行い、グループを卒業した。卒業後は芸能界を引退する。「STUに入って楽しい時間をもらえて、自分の人生の中ですごい財産になりました」と感謝。「アイドルになれてすっごく幸せでした！またどこかで会いましょう」と力を込めた。

　STU48で卒業コンサートを開くのは薮下が初めて。「サイゴマデアイドル」という言葉を胸に臨み、キュートなパフォーマンスでファンを魅了した。

　アンコールでは、オフショルダーの純白ミニドレス姿を披露し、アイドルらしさの中に、大人っぽさものぞかせた。笑顔がトレードマークの薮下。最後のあいさつでは、「わがままな所もある私に優しく肯定する言葉をくれた皆さんとの心のやりとりが、幸せな時間でした」と、ファンへの思いとともに涙があふれた。

　同グループ1期生オーディションに合格し、2017年5月から活動。姉が元NMB48・薮下柊さん（同年4月に芸能界から引退）で、当初から話題を集めた。19年4月に体調不良のため活動休止したが同8月に再開。今年4月に卒業することを発表した。本紙取材に「卒業は昨年末には決めてました」と明かし、芸能界引退後の進路は「決めてますけど内緒です。SNSでの発信も絶ちます」という潔さ。この日も卒業後の事は語らず、「寂しい思いをさせてしまうかもしれませんが、笑顔でいてほしい」と願った。

　この日参加できなかったAKB48と兼任する岡田奈々（23）は映像で登場。「人一倍責任感が強くて、辛い時も笑顔。その笑顔に元気をもらえた。寂しくて、卒業を今すぐ撤回してほしいくらいだけど、楓ちゃんの人生が楽しいものになればいいな」とエールを送っていた。