橋下徹氏「もう組織委はダメだな」 小山田圭吾いじめ問題への対応で非難

[ 2021年7月19日 16:03 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が19日、自身のツイッターを更新。過去に「いじめ告白」をした東京五輪開会式の楽曲を担当するミュージシャン「コーネリアス」こと小山田圭吾(52)について、大会組織委の留任する方針に言及した。

 橋本氏は「もう組織委はダメだな。小山田さんが被害者にどのように謝り償ったのかがポイント。そこを本人がしっかり説明できれば留任もある」とした上で「その説明なしに、とにかく開催日が迫っているから留任って」とつづった。

 小山田は94年1月発行の「ロッキング・オン・ジャパン」(ロッキング・オン)と95年8月発行の「クイック・ジャパン」(太田出版)で、同級生を箱に閉じ込めたり、障がいのある生徒をからかったりしたことを語っていた。16日には自身のツイッターで謝罪しつつ、辞任の意向は示さなかった。17日、大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は「小山田さんが例の謝罪をされたというのを私どもも十分、理解した。彼は今、現時点において十分に謝罪をして反省をして、倫理観を持って行動したいと言っている。我々は当初、知らなかったのは事実だが、現時点においては小山田の弁明も伺って、引き続き、このタイミングなので、彼には支えていってもらいたい、貢献してもらいたいと考えている」と擁護した。

 橋本氏は「ほんと判断できない組織だな。今はSDGS投資、ESG投資の時代。ダメな経営者に鉄槌を下すのは投資家。こんなオリパラにスポンサーは金を出すのだろうか。いままでのいきさつで金を出してしまったらその後その企業がSDGSやESGを語っても響かなくなってしまうだろう」ともつづった。

 橋本氏は、19日放送のフジテレビ系「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。「もう一回、組織委員会が自らの価値観に照らし合わせて、解任するのか継続するのか、もう一回考えてもらいたい」とし、「小山田さんがこれまでにどういう償いをやったか、今に至って急に反省しましたじゃ、そりゃ駄目ですよ。被害者に対してどういう償いをやったのか、組織委員会はちゃんと説明しないと」と話していた。

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2021年7月19日のニュース