鶴瓶 白鵬の復活優勝に拍手「全勝で飾って、自分が進退決めたいと思ったんやろね」

[ 2021年7月19日 19:10 ]

落語家の笑福亭鶴瓶
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 落語家の笑福亭鶴瓶(69)が、18日に放送されたMBSラジオ「ヤングタウン日曜日」(日曜後10・00)に出演。大相撲の名古屋場所で全勝優勝を果たした横綱・白鵬に“拍手”を送る一幕があった。

 番組では白鵬の「相撲内容、立ち合い、張り手などで批判の声が出たこと」について、リスナーから意見を問われた鶴瓶は「そうなんですけども、やっぱり6場所も休んでいて、そして進退をかけてやっている、と。必死になっていた、あんな姿の白鵬を、そして、息子も娘も嫁さんも泣いていたというから、いいんじゃないか」と言及。「一人横綱であれだけ頑張ってきて、それで6場所休んだ。ものすごい、ええ試合を見せてもらいましたよ」と、納得の内容だったと明かした。

 好角家でもある鶴瓶は、もちろん千秋楽も大注目。9年ぶりの楽日全勝対決は、横綱・白鵬が大関・照ノ富士を小手投げで下し、7場所ぶり45度目の優勝を果たした。番組内では、取り組み解説をしていた北の富士氏が感嘆の声を上げたことも触れ、「あの北の富士さんが、解説でなんかボソッと『勝っちゃったな。白鵬、勝ったよ』と。解説ではなく、湧き上がる感想です。なんかちょっと、ええもん見たなと思いましたね。(白鵬の)執念ですね」と話した。

 右膝負傷などによる6場所連続休場から進退を懸けて臨んだ場所で16度目の全勝V。鶴瓶は「控室で、あんな両膝をずっと抑えながら、目をつぶっている白鵬を見たのは初めて」と話した。取り組みに勝利した直後に“ガッツポーズ”まで飛び出したが、「横綱という地位で、自分からああいう攻めをしたらあかんと分かるけど、今回の場合は絶対、全勝で飾って、自分が(進退を)決めたいと思ったんやろね。俺は全然悪くないと思いましたね」と、好意的に受け止めていた。

 さらに「来場所、照ノ富士が残って、白鵬が残ったら、あの試合はもう一度見たいよね」と再戦を期待しつつ、「俺はね、日本人はもっとね。正代のこというと悪いけど、大関になったらもっと頑張らないと。御嶽海は、どないした、と。遠藤もそう、高安も勝ちそうで、休んで」と、日本出身力士の奮起に期待。その上で、最後は「奥さんの涙、娘の涙、息子の涙を見たときには、もう何しても大丈夫。よう、勝ったなと思ったね」と、白鵬の優勝をねぎらっていた。

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