“映画泥棒” 東京、大阪で制限付き映画館再開に喜びツイート「私もホッとしました」

[ 2021年5月31日 20:52 ]

 東京都などが、映画館に出していた休業要請を6月1日から条件付きで緩和することを受け、映画館の上映前に流れる映像でおなじみの“映画泥棒”ことカメラ男が31日、公式ツイッターで感謝をつづった。

 これまで映画館に休業を要請していた東京都では、劇場収容率50%以下、午後9時までの時短営業を、大阪府でも人数制限と午後9時までの時短、さらに土日休業という制限付きでの営業が認められた。

 映画泥棒のアカウントでは、日本映画製作者連盟(映連)の声明を引用しつつ、「完全でないとは言え、映画館が再開して私もホッとしました」と、まずは安堵のツイート。「これで私も商売再開!……という誘惑に負けないよう頑張ります。皆さま、たくさんの応援を頂きありがとうございました」と感謝を記した。

 カメラ男は劇場で作品の上映前に流される映像で、映画館での盗撮防止キャンペーンの一環で07年から登場。「NO MORE 映画泥棒」のキャッチフレーズで、カメラのかぶりものをしたカメラ男と、パトカーのランプのかぶりものをしたパトランプ男が追いかけっこをする小芝居で、盗撮が犯罪であることを警告している。映像のインパクトやコミカルさから人気を博し、昨年からは新バージョンの映像が制作、上演されている。

 カメラ男は芝居の中で不正をする側だが、緊急事態宣言中は「映画館の休業が続くと私も商売あがったりでございます」などと、映画関係者の思いを代弁するようなツイートを続け、話題になっていた。

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2021年5月31日のニュース