藤井2冠 叡王戦準々決勝で永瀬王座と対局 永瀬が陽動振り飛車の構え 昨年10月王将戦挑決L以来の激突

[ 2021年5月31日 12:54 ]

叡王戦準々決勝で永瀬拓矢王座(右)と対局した藤井聡太2冠(提供・日本将棋連盟)
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 藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が31日、都内で叡王戦準々決勝に臨み、永瀬拓矢王座(28)と対局した。午前10時、振り駒の結果、先手に決まり2筋の歩を5段目まで進め、相居飛車でスタートした永瀬。23手目、初めて駒がぶつかった6筋へ飛車を振る、陽動振り飛車とも言える四間飛車の変則的な序盤になった。

 対する藤井は飛先の歩を同様に5段目まで進め、自然体の構え。昼食休憩に入る正午前、藤井も飛車を6筋に転回し、両者の駒が6筋でにらみ合っている。持ち時間3時間の消費時間は永瀬が44分、藤井が1時間14分。

 両者の対戦は昨年10月、永瀬が勝った第70期王将戦挑戦者リーグ以来。その対局では、後手永瀬が四間飛車を選択し164手の熱戦の末、藤井を破って挑戦権獲得へと進んだ。対戦成績は藤井の3勝1敗。

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2021年5月31日のニュース