舛添要一氏 五輪記念碑はレインボーブリッジに設置予定だった「私が辞めたらこんなところに」

[ 2021年5月31日 18:24 ]

舛添要一氏

 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が30日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に出演し、東京五輪にまつわる都知事時代の裏話を披露した。

 この日の放送では、MCの千原ジュニア(47)、「TKO」木本武宏(50)とともに、東京湾から船に乗って運河へクルーズ。台場では、五輪開催に合わせて飾られている五輪マークの大型モニュメントの横を通過した。

 すると舛添氏は、「(モニュメントを)レインボーブリッジ、あそこの真ん中に掲げるはずだったんです。そしたら夜もライトアップしてかっこいいじゃない?」と明かした。橋の中央部分の内外に1つずつ、設置するプランがあったが、辞任後に立ち消えになってしまったという。「そしたら、私が辞めたらこんなところに持っていかれちゃって」と苦笑いした。

 舛添氏によると、五輪に関わる多くの権利は国際オリンピック委員会(IOC)が握っているという。「こういうのも、どこに置くか決めるのがIOCなんです。『レインボーブリッジ、ここに置く』って言ったら、『君ね、それを決めるのはIOCですよ』って。全権持ってますから」。船に乗ったモニュメントは「引っ張って捨てに行ける」と話し、「五輪を中止することを予想して、ここにしたのかな?という皮肉を言ってみたくなったりします」と笑っていた。

 舛添氏は自身の公式ツイッターでも、この件について言及した。「都知事の私は、IOC幹部にモニュメントの設置場所すら『自分たちが決める』と居丈高に言われ、悪印象を持った。万事がこの調子で、その集積が最近の暴言の連続だ」と厳しく指摘。「主催都市の都知事に反論権も与えない傲慢さ、その悪弊を今コロナが暴き、国民もそれを認識して反感を抱いている」と現状を嘆いた。

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2021年5月31日のニュース