朝ドラ「おかえりモネ」坂口健太郎 ヒロインとの関係は「軽やかに見せたい」

[ 2021年5月31日 08:40 ]

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で交流する医師の菅波(坂口健太郎)と主人公の百音(清原果耶)(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で、主人公の百音(清原果耶)と交流する医師・菅波を演じる俳優・坂口健太郎(29)がこのほどリモートで合同取材会を行った。

 坂口は「菅波の人物像はまだまだ謎に包まれている。どのように百音と物語を紡いでいくのか、彼が百音によってどう変わっていくのか、見てもらえたらうれしい」と話した。

 菅波は百音が働く宮城県登米市で診療所の医師を務めている。元々、東京の大学病院に在籍。1週間おきに診療所を訪れているが、あまり地域医療に興味がないのか、常にドライで無愛想。百音と会話を交わす場面でも硬い表情のままだ。

 坂口は「菅波は他人と関わることを苦手としている。百音と出会って、巻き込まれながら、少しずつ変わっていく」と説明。今後に関して「もの静かで、過去を抱えていそうな菅波、テンションの高い菅波、口が悪い菅波…。いろいろ出せる役だと思った。演出家とは、ちょっとキャラっぽくなってもいいんじゃないかという話をしている」と明かす。

 共演する清原について「百音に見える瞬間があるし、百音を通して清原果耶ちゃんの人物像がうっすらと見える時がある。役とのリンク性が高いと言うか、ちゃんと混ざっていないと、そういう瞬間は生まれない。彼女が持っている清らかさがこの作品にマッチしている」と指摘する。

 視聴者が注目するのは菅波と百音の関係性。朝ドラではロマンスも重要で、この2人が今後、恋人同士になるのかどうかは見どころの一つだ。

 坂口は「どういう関係性になるかはまだ分からない」としながらも「果耶ちゃんと『菅波と百音を軽やかに見せたい』という話をした。百音は清らかさや純粋さを持っている子なので、美しい関係性を見せるにはどうしたらいいか探っている感じ」と言及。

 個人的な意見として「愛と言うと湿っぽい。ラブストーリーになったら終わってしまう感じがする。片想いがいちばんいい。お互いにとって特別な存在になるかもしれないが、ラブみたいなものが強すぎると、エゴになってしまうところもある。見てくれる人に、この2人を可愛らしいと思ってもらえれば正解という気がする」と話した。

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2021年5月31日のニュース