「るろうに剣心」25周年展は作者・和月氏の“解説メモ”みどころ

[ 2021年1月21日 22:36 ]

「25周年記念 るろうに剣心展」の会場内。原画そばの作者の和月氏のメモも必見(C)和月伸宏/集英社
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 激動の明治を生きる剣客らを描き、大ヒットした和月伸宏氏の漫画「るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―」の25周年を記念した企画展「るろうに剣心展」が22日から東京ドームシティ「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」で開幕する。初日を翌日に控えた21日、同所で報道向け内覧会が開かれた。

 新型コロナウイルスの感染拡大もあって延期となっていた、同作では初めてとなる大規模企画展。週刊少年ジャンプ(集英社)で1994~99年に連載された当時のモノクロ、カラー原画200点以上を、作品の鍵となる5つのテーマ「仲間とは」「正義とは」「強さとは」「命とは」「幸せとは」に沿って展示した。
 原画の美しさとともに必見なのは、和月氏がペンに込めた思いを記した大量のメモだ。

 例えば、第1話で主人公の剣心が名セリフ「拙者はそんな真実よりも(ヒロインの)薫殿の言う甘っちょろい戯(ざ)れ言の方が好きでござるよ」を口にする場面で、和月氏は「このセリフがあったからこそ『剣心』の世界観ができました」などとメモを付けている。

 剣術を巡り、薫が主張する「人を活(い)かす剣」を“きれいごと”と切り捨て、「殺人術」と突き放した上で、薫の思いを尊重する名場面。和月氏の思いを知ることで、より物語を深く味わうことができそうだ。

 企画展の開催を機に、和月氏が新たに描き下ろした新作ネーム「逆刃刀 初撃」も一部公開される。「逆刃刀」は、剣心が物語の冒頭から持つ日本刀で、刃と峰が逆に作られており、普通に使えば“峰打ち”となって人を切れない。二度と人を殺さないとの誓いが込められている。ネームは、その逆刃刀を初めて手にした際の物語のものとなる。2月11日からは、実際に刀職人が実物の刀剣として作り上げた「逆刃刀」が展示される。

 東京会場は3月7日まで開催。その後、京都市の京セラ美術館で4月23日~6月6日で巡回展を開く。

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