爆問・田中のくも膜下出血と脳梗塞 国際医療福祉大・松本教授「すぐ入院先が決まって対処できたのは幸運」

[ 2021年1月21日 20:17 ]

TBS社屋
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 国際医療福祉大の松本哲哉主任教授(感染症学)が21日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に出演し、「爆笑問題」田中裕二(56)がくも膜下出血、脳硬塞で緊急入院したことについて見解を語った。

 田中は昨年8月に新型コロナウイルスに感染し、9月に退院、仕事に復帰していた。良原安美アナウンサー(25)から、「コロナの感染と今回の件というのは、そもそも結びつけて考えていいものでしょうか?」と聞かれた松本氏は、「確かにコロナの感染で血栓はできやすくなる」としつつ、「起こりやすくなるのは感染が活発な時期で、ある程度収まった後でいきなり血栓症が出てくるというのはちょっと考えにくい」と話した。

 都内をはじめ全国各地で感染拡大が続く中、医療のひっ迫が連日、伝えられている。松本氏は「今回、田中さんの場合はラッキーだったと思う。こういう状況で救急車を呼んでも、そうそう簡単には受け入れ先が見つからない方も結構います。すぐに入院先が決まって、ちゃんと対処できたというのはむしろ幸運」と、緊急医療の現場と照らし合わせて指摘。「医療の現場がひっ迫しているというのは、決してコロナのことだけではない。間接的な影響も受けて、それ以外の診療もかなり皆さん我慢されています」と訴えていた。

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2021年1月21日のニュース