古市憲寿氏「菅政権に失望」 コロナ自宅療養者の相次ぐ死亡 国会“懲役刑”議論に疑問

[ 2021年1月21日 09:10 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が21日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの自宅療養者が相次いで死亡していることについて言及した。

 東京都では20日に新型コロナウイルスの感染者の40~90代の男女10人の死亡が確認され、2人は自宅療養中だった。自宅療養中に死亡した2人のうち、80代男性は15日に陽性と判明し、無症状だったため家族と自宅で過ごしていた17日夕に体調が急変。保健所が入院先を探している間にさらに悪化し、搬送先で同日中に亡くなった。60代男性は16日に感染が分かり、17日から都の入院調整本部が受け入れ先の医療機関を探し、19日に決定。本人に伝えて20日から入院予定だったが、19日午後に自宅で倒れているのが発見され、搬送先で死亡した。

 古市氏は「すごいとんちんかんだと思うのは、こういう方がいる中で国会で今、何が議論されているかっていうと入院拒否した人に懲役刑を科そうなんて議論がされている」と指摘。そして「現状ベットがすごい余ってて病院から脱走している人が相次いでいてそういう議論だったら分かるんですけど、今ベットが足りてない、入院できていない人がいる中で懲役刑を科そうという罰則の議論ばっかりが進んでいるってすごくおかしいと思う」とした。

 さらに「だったら医療改革してほしくって民間病院が協力するとか、もっとベット増やしますっていう議論を全部置いておいて、先に罰則っていう議論で何か国民を脅しのように動かしているのがすごい気持ち悪いと思っていて、なんか僕、菅政権に失望していますね」と自身の思いを述べた。

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2021年1月21日のニュース