爆問・田中裕二 くも膜下出血、脳梗塞で入院…レギュラー11本の売れっ子、1カ月の静養へ

[ 2021年1月21日 05:30 ]

脳梗塞を発症した爆笑問題の田中裕二
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(56)が前大脳動脈解離によるくも膜下出血、脳梗塞と診断され、入院したと20日、所属事務所が発表した。昨年8月には新型コロナウイルスに感染して入院し、9月に復帰したばかり。手術の必要はなく、入院は1週間の予定。11本のレギュラー番組を抱える売れっ子は1カ月の静養に入る。

 所属事務所によると、田中はこの日未明に放送されたTBSラジオ「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」の収録を19日夜に行い、その後の取材も元気な様子で応じていた。しかし、帰宅後に頭痛を訴え、妻でタレントの山口もえ(43)が午前2時ごろに119番。都内の病院に搬送され前大脳動脈解離による、くも膜下出血、脳梗塞と診断されて入院した。

 事務所の太田光代社長(56)は本紙の取材に「おかげさまで本人は病院で元気に話しているそうです」と命にかかわる病気だけにホッとした様子。「医師には働き盛りの年代に多く、原因は不明と言われました」と説明した。

 「いい年なので生活習慣を見直した方がいいのでは」と思った光代社長の頭にチラリと浮かんだのは田中が大量にお菓子を食べる姿だった。おいしいと思ったものを「田中セレクション」として発表し“お菓子王子”と呼ばれるほどのお菓子好き。「取り過ぎてしまうので、これからは好きなものを我慢していった方がいいですね。私はお酒を、太田はタバコを、田中はお菓子を控えるということです」と改めて健康について見つめ直すことを語った。

 田中は半年で2度目の入院。田中は昨年8月26日、山口とともに新型コロナウイルスに感染し、9月16日に仕事復帰していた。嗅覚が機能しなくなり、山口よりも熱が下がるのが遅かったことから、軽症ながら周囲も体調の回復を心配。番組で「9日かけて熱がやっと下がった」と話していた。復帰後は精力的に仕事を行い、昨年の大みそかのNHK紅白歌合戦では松任谷由実(67)の歌唱時にサプライズで登場していた。

 売れっ子だけに仕事への影響は大きい。田中が持っているレギュラー番組は11本。当面の間、コンビでの出演番組は相方の太田光(55)が1人で臨むとみられる。田中が出演し、久本雅美(62)とともに司会進行をしている日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW 極」は、コロナ休養中の代役を太田が務めた。今回は昨年の休養よりも復帰までに時間を要するが、ゆっくりと静養することが大切となる。

 ◆田中 裕二(たなか・ゆうじ)1965年(昭40)1月10日生まれ、東京都出身の56歳。日大芸術学部で同級生だった太田光と88年に、お笑いコンビ「爆笑問題」を結成。ツッコミを担当。93年にNHK新人演芸大賞を受賞した。15年10月にタレントの山口もえと再婚。趣味は競馬。00年9月に精巣腫瘍のため左睾丸(こうがん)摘出手術。12年11月には伝染性単核球症による肝機能障害で入院、同12月にはへんとう摘出手術。昨年8月には新型コロナウイルス感染で入院した。1メートル54、血液型B。

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月21日のニュース