E―girls“無観客解散”「デビュー記念日」12・28、生配信ライブで活動に終止符

[ 2020年11月29日 04:00 ]

配信イベントに臨んだE-girlsの(前列左から)佐藤晴美、藤井夏恋、鷲尾伶菜、武部柚那、楓(後列左から)須田アンナ、山口乃々華、YURINO、SAYAKA、石井杏奈、坂東希
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 女性11人組「E―girls」の解散の舞台が無観客でのオンラインライブとなることが決まった。デビュー記念日の来月28日に開催する。2017年まで5年連続でNHK紅白歌合戦に出演したグループが、同日をもって丸9年間の活動に終止符を打つ。リーダーの佐藤晴美(25)らが28日、リモートでの取材で明かした。

 グループは昨年末に20年いっぱいでの解散を発表し、2月1日に全13公演のラストツアーをスタート。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で3公演しかできず、同29日以降の10公演が全て中止となった。そのため11人は、代わりとなるコンサートの開催を模索し、解散自体を延期するかどうかを含め話し合ってきた。

 ファンと会えずに解散となることに佐藤は「心残りというか悔しい」と胸の内を吐露。ボーカルの鷲尾伶菜(26)は「解散を決断したみんなの思いはもの凄いものだった。本来ならお客さんの前でライブができたら一番いい形だと思うけど、来年もできるかどうか分からない状況で中途半端に延ばすより、みんなの強い意志を尊重しました」と、一度下した年内解散の決断を貫いたという。

 見納めとなるステージは、所属事務所のライブ生配信「LIVE×ONLINE」で実施する。佐藤は「ファンの皆さんの顔を想像しながら画面の向こうに届くよう精いっぱいパフォーマンスしたい」と意気込んだ。

 初めてメンバー全員で作詞した新曲「eleven」も届けることを決めた。ラストデーの12月28日に発売するベスト盤「E―girls」に収録。曲名通り、11人それぞれがメンバーやグループへの思いを言葉にして持ち寄り1曲にまとめた歌だ。ラストライブが最初で最後の生披露の場となる予定で、武部柚那(22)は「ファンの皆さんに共感してもらえると思います」と自信をのぞかせた。

 【E―girlsの歩み】
 ▼11年12月 デビュー
 ▼13年4月 アルバム「Lesson1」が初のオリコン1位
 ▼12月 NHK紅白歌合戦に初出場。17年まで5年連続で出場
 ▼17年6月 オリジナルメンバーのAya、Amiらが退き、11人組の新体制で始動
 ▼19年12月 20年いっぱいで解散することを発表
 ▼20年2月 ラストツアーが開幕するもコロナ禍で3公演しか開催できず
 ▼7月5日 オンラインライブを開催。佐藤は取材に「解散を延期するかしないか話し合っている」
 ▼11月28日 年内で解散し、12月28日にラストライブをオンラインで開催すると発表

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