目加田説子教授 「桜を見る会」疑惑に「あれだけ厳しく国会で追及された時に、その段階で」

[ 2020年11月29日 09:09 ]

TBS社屋
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 中央大学総合政策学部の目加田説子教授が29日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。安倍晋三前首相主催の「桜を見る会」前日に開かれた夕食会費用の一部を安倍氏側が補てんした疑惑について言及した。

 夕食会では、会場となったホテル側への支払いが参加者から集めた会費だけで賄えず、昨年までの5年間で安倍氏側が補てんした差額分は計約900万円に上る可能性があり、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)容疑の適用を軸に捜査を進めている。関係者によると、安倍氏は夕食会の問題発覚後の昨年末、事務所に確認した際、秘書が「会費以外の支出はない」と回答。この秘書は政治資金収支報告書に記載していなかったため、事実と異なる説明をしたという。

 目加田氏は、秘書が事実と異なる説明をしていたことなどに触れた上で「安倍さんの責任は免れないと思う。個人事務所の不祥事ですし、その事態を把握できなかった。しかも今年2月の段階で、あれだけ厳しく国会で追及された時に、その段階で他の事務所のスタッフ、秘書に確認したり、自ら帳簿を調べるということを行わずに虚偽答弁ともいえる答弁を行っていたことになりかねない。これは本当に重い責任」と自身の見解を述べた。

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2020年11月29日のニュース