目加田説子教授 コロナ拡大の中、菅首相の姿勢に「記者会見もされないし」

[ 2020年11月29日 08:47 ]

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 中央大学総合政策学部の目加田説子教授が29日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。国内で28日に、新たに2684人の新型コロナウイルス感染者が確認されて過去最多を更新し、厚生労働省が発表した全国の重症者も、これまでで最も多い440人となったことについて言及した。

 重症者は自治体から報告された前日までのデータをまとめており、ほぼ半月で倍増。菅義偉首相が26日に「この3週間が極めて重要な時期だ」と述べ、政府は観光支援事業「Go To トラベル」の対象から札幌市と大阪市を除外する中、全国的に感染拡大に歯止めがかからない状況になっている。

 目加田氏は「(政府の新型コロナ感染症対策分科会の)尾身会長は“ここまで来ると個人の努力だけで、この状態を鎮静化することは難しい”とおっしゃっている。自治体と政府が責任を押し付け合いをしているようで、個人の努力では難しいという中で我々はどうすればいいのかと正直、不安しか募らない」と言い、菅義偉首相の姿勢について「記者会見もされないし、国会も間もなく会期末で、我々が直接この国のリーダーから事態がどうなっているのか、今後どういう方針で収束させていくのかというメッセージを受け取ることができなくなってしまうことが不安です」と自身の考えを述べた。

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2020年11月29日のニュース