コロナ入院29日…石田純一が退院報告「深くおわび」反省と医療従事者に感謝の再出発

[ 2020年5月14日 05:30 ]

俳優の石田純一
Photo By スポニチ

 新型コロナウイルスに感染し、都内の病院に入院していた俳優の石田純一(66)が13日、退院したことをブログで公表した。退院は12日。入院したのは先月14日で、期間は29日に及んだ。所属事務所によると、今後は2週間をメドに自宅で経過観察する。仕事復帰や会見の予定は「何とも言えない」とした。

 石田は直筆メッセージで「適切な治療と温かい看護のおかげです。本当に、本当にありがとうございました」と医療従事者への感謝をつづった。

 発病前に沖縄県に渡航するなどの行動が問題視されたが、改めて「多くの方々にご迷惑をおかけし、不快な思いにさせてしまったことを深くおわび致します」と謝罪。レギュラー番組やCMに関して降板を求める声があり、放送ができなくなった番組もあるという。

 今後はしばらく自宅内で隔離生活を送る。自分の部屋に閉じこもり、妻でプロゴルファーの東尾理子(44)や3人の子供との接触を避けている。

 「家に帰る私のこの第一歩は、世間的には取るに足らない一歩でしかありません。しかし我が家にとっては、子供たちとまた人生を共にすることを許された大切な一歩です」と表現。「社会においては相当厳しい状況がまだ続きますが、みんなで心を寄せ合い協力し合って乗り越えたい、と決意を新たにしています」と、感染経験者として呼び掛けた。

 石田は先月11日に沖縄でゴルフのプレー中に体調不良を訴え、帰京後の14日に肺炎の症状が見られたため入院。PCR検査を受け、15日に感染が判明した。入院直後に「アビガン」の大量投与を2度受けるなどした後、悪くなった血流を改善する治療を受けていた。

《退院までの経過》
 ▼4月5日 北関東で計8人でゴルフをプレー後、女性2人が参加の食事会
 ▼7日 都内でラジオ収録とナレーション収録
 ▼8日 オフ日で終日都内の自宅で過ごす
 ▼9日 都内の文化放送スタジオでラジオ生放送出演
 ▼10日 仕事のため飛行機で沖縄へ。同日夜、自身が2年半前に開業した店舗で打ち合わせ
 ▼11日 仕事関係者とゴルフへ行き、プレー中に体がだるく感じる
 ▼12日 夕方、自身の店舗で打ち合わせ
 ▼13日 飛行機で東京へ戻る
 ▼14日 都内の病院を受診し肺炎の傾向が見られたため入院。PCR検査を実施
 ▼15日 陽性が判明。医師から「一刻の猶予もないのでアビガンでいかないか」と提案され、呼吸が弱かったため大量投与
 ▼16日 ラジオ番組に寄せた肉声コメントで「症状は熱だけで、38度8分とか」と報告
 ▼23日 ラジオ番組の電話インタビューで沖縄への渡航を謝罪。「4日間で平熱くらいまでなりました」
 ▼5月12日 退院

続きを表示

2020年5月14日のニュース