草笛光子、86歳新境地!天海祐希主演映画でおじいちゃんに“変身”「もうどうにでもなれって…」

[ 2020年5月14日 05:30 ]

天海祐希主演映画「老後の資金がありません!」で主人公を翻ろうする姑を演じた草笛光子(右上)
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 女優の草笛光子(86)が、天海祐希(52)主演の映画「老後の資金がありません!」(監督前田哲、9月18日公開)に出演する。老後の資金繰りに悩む天海を翻弄(ほんろう)する姑(しゅうとめ)役。芸能生活70周年の節目に、おじいちゃんに“変身”する離れ業も披露し「いろいろな意味でこんな作品は初めて」という大ベテランの新境地に注目だ。

 同作は節約がモットーの主婦・篤子(天海)にさまざまな問題が降りかかり、貯金が目減りしていくコメディー。その最大の難敵となるのが草笛扮する姑・芳乃だ。

 岡田有正プロデューサーは「天海さんが草笛さんを尊敬していることもあって打診しました。上品で華やかなイメージの方ですが、初めてお会いした時に“よくぞ私にこんなオファーをしてくれました”と喜ばれたんです」と説明。芳乃は老舗和菓子店に嫁いだため金銭的な苦労を知らず、すき焼きの買い物で当たり前のように高級和牛を買ってしまうような浪費家で、事あるごとに篤子を困らせてしまう。その極め付きが、人助けと思い年金受け取りの本人確認のため篤子の友人の父親(毒蝮三太夫)に“なりすます”シーン。草笛は「とんでもない姿をお見せするのですが、もうどうにでもなれって飛び越えてしまった感じ。皆さんはどう思われるのでしょうか。私も早く見たいような怖いような…」と楽しそうに振り返る。

 初共演の天海については「実に気持ちのいい爽やかな人。現場をピリリとまとめつつ、細かい気遣いもされる」と称賛。前田監督は、草笛に対し「時に大胆に時に繊細に全身全霊で役に取り組み、生き生きと演じられる姿は映画の女神のようでした」と最敬礼だ。

 ほかに松重豊(57)、若村麻由美(53)、三谷幸喜(58)らが出演する。

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2020年5月14日のニュース