ゴルゴ13、連載52年で初の休載…制作現場“3密”状態、コロナ感染防止へ

[ 2020年5月9日 05:30 ]

さいとう・たかを氏
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 漫画誌「ビッグコミック」(小学館)で連載中の長寿漫画「ゴルゴ13」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で当面の間連載を見合わせることが8日、分かった。同作が休載となるのは1968年に連載がスタートして以来、52年の歴史上初めて。9日発売の同誌で休載に至った詳細や作者さいとう・たかを氏(83)のコメントが発表される。

 ゴルゴ13は、さいとう氏と10人以上のスタッフによる分業体制で制作されている。近年の人気連載漫画ではデータのやりとりをしながら作業を分担することが主流となっているが、ゴルゴ13は同じ作業部屋にスタッフが集まり制作を行うという昔ながらのスタイル。長時間の密集空間が避けられず、スタッフも高齢であることから今回の判断に至った。

 ゴルゴ13は、国籍不明の一流スナイパー・デューク東郷を主人公にしたハードボイルド作品。半世紀以上にわたって一度も休載することなく連載が継続しており、その時々の世界情勢も物語に反映されている。

 関係者によると、当初は減ページでの対応も検討したという。25日発売分から休載となり、代わりにコミック114巻(99年発売)に掲載されているエピソード「病原体・レベル4」をおくる。

 ゴルゴが猿経由でエボラ出血熱に感染し絶体絶命のピンチとなるが、自ら血清を作り克服するという内容。いまなお、世界が新型コロナウイルスと闘っているなか、読者に勇気を与える物語となりそうだ。

 ▽ゴルゴ13 68年に連載がスタートし、コミックは196巻まで発売。累計発行部数は2億部を超える。連載継続中の漫画としては日本で4番目の長寿。1番は、愛知県碧南市の広報誌「広報へきなん」に連載中の「碧南一家」。過去に「床屋に置いてある漫画ランキング」では1位に選ばれたことも。主人公のデューク東郷は、太い眉とほうれい線が特徴。寡黙で淡々と任務を遂行し、過去には5キロの距離の対象を狙撃したこともある。背後に人が立つことを極端に嫌う。

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