東国原英夫 吉村府知事の戦略は「橋下方式の真骨頂なんですよ」

[ 2020年5月9日 13:46 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元衆院議員でタレントの東国原英夫(62)が9日の関西テレビ「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)で、新型コロナウイルス対策について政府と比較すると大阪府の方が圧勝していると指摘した。

 4日に安倍晋三首相が表明した緊急事態宣言延長を受け、翌5日には大阪府の吉村洋文知事が「大阪モデル」として「自粛要請解除への3条件」を発表。その後、吉村氏がSNSで発信した内容をめぐり、西村康稔経済再生担当相が反論する展開となった。

 東国原は「吉村さんの圧勝でしたね。今回ね。もう吉村さんのね、演出っていうかね、もって行き方ね」と勝因を指摘。

 「これね“国が何もしないので大阪がやります”というね、言う必要も何もなかったんですよ」としつつ、「“国がやってないから大阪は先進的にやりますよ”というのをメディアでぶち上げたんです。そうすると大阪が国に先じてやっている、先手先手を打っているというイメージ戦略もあるし、府民に対しても具体的な数字を示すことによって、まぁ大阪に注目が集まりますよね」と分析。

 「これをね、私は橋本方式と呼んでいるんです。橋下方式の真骨頂なんですよ」と持論を述べた。

 「橋下」とは、元府知事で弁護士の橋下徹氏(50)のこと。吉村知事は、かつて橋下氏が代表だった日本維新の会で副代表を務めている。東国原は、「橋本方式」を「とにかくメディアで(政敵を)撃っといて、みんなの耳目を集めて、ホラ、どうだぁ~っていうのが」と力説した。

 橋下氏は「でもね、決定的な違いがあるんです。僕と吉村さんとは…」と苦笑い。吉村知事が西村担当相に「今後は発信を気をつけます」と返答したことに対して、「橋下さんだったら絶対、謝れへんやろな~」とみている関西人の傾向を紹介した。

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