巨人・赤星 7回悪夢の満塁被弾…原監督がマウンド上で肩を抱き語り掛ける 打線は7回まで1安打

[ 2023年5月14日 16:22 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2023年5月14日    東京D )

<巨・広>7回、マクブルームに満塁弾を浴びた赤星はガックリと肩を落とす (撮影・西川祐介)
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 巨人の2年目右腕、赤星優志投手(23)が14日、広島戦(東京D)に先発登板。自己最多となる8三振を奪う力投も、7回2死満塁で相手4番・マクブルームに痛恨のグランドスラムを許し無念の降板。昨年9月11日の広島戦(マツダ)以来となるプロ6勝目はまたもお預けとなった。

 不運な失点だった。立ち上がり2人をゴロに打ち取り簡単に2アウトを取った。続く3番・秋山に右中間を破られる二塁打を許し、4番・マクブルームには四球を与え2死一、二塁。ピンチを招くも5番・松山を二ゴロに打ち取った。しかし、二塁手・吉川が一塁へまさかの悪送球。その間に二走・秋山が生還。痛恨のエラーで先制点を許した。

 だが、2回以降は安定した投球を見せ、4回にデビッドソンに左前打を許しただけで5回までに91球を投げ自己最多となる7奪三振。6回にはこの日3安打目を坂倉に許したものの得点は与えず、6回110球8奪三振の力投で打線の援護を待った。

 0―1の7回のマウンドにも上がった赤星は先頭の8番・田中に右翼線二塁打、続くアンダーソンに初球バントヒットを許し無死一、三塁のピンチを招くと、1番・菊池は二ゴロに打ち取り、田中を三本間で挟み得点を与えず。2番・西川も二ゴロに仕留め2アウトにこぎつけた。3番・秋山には2球連続ボール後に申告敬遠の指示で2死満塁に。4番・マクブルームは厳しい表情でマウンド上の赤星をにらみつける。そして1ボール2ストライクの4球目だった。やや甘く入ったカットボールをマクブルームに捉えられ、打球は左翼席ギリギリに吸い込まれた。

 自己最多121球を超える127球目の悪夢。ここまで1失点で堪えてきた赤星は、マウンド上でガックリと肩を落とした。ここで原監督がマウンドに。6回2/3を味方の援護を待ちながら必死に腕を振って来た赤星の肩を抱き声をかけ、2番手・代木に交代した。

 打線は7回までブリンソンが2回に放った左翼線二塁打の1安打だけと沈黙している。

 ▼赤星 何とか粘り強く投げていたのですが、最後のボール(マクブルームへの1球)が甘くなってしまい悔しいです。

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