巨人・原監督 満塁被弾後マウンド上で肩落とす赤星を激励「ああいう姿勢で勝負に挑むのはとても重要」

[ 2023年5月14日 18:17 ]

セ・リーグ   巨人2―7広島 ( 2023年5月14日    東京D )

<巨・広>7回、マクブルームに満塁弾を浴びた赤星(右奥)は原監督から降板を告げられる (撮影・西川 祐介)
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 巨人の原辰徳監督(64)は打線がわずか3安打と沈黙し2―7と広島に完敗した試合後、先発の赤星について「いいピッチングしてくれたと思いますね」と6回2/3を自己最多となる127球を投げ5失点(自責4)で今季3敗目となった23歳右腕の力投をねぎらった。

 6回までエラーによる1失点と粘りの投球を見せた赤星。7回に2死満塁からマクブルームにグランドスラムを浴び力尽きたが「非常に、まあ、なんていうかな。結果的には…というところはありますけど、非常にいいピッチング。一球一球ね、気持ちも入ったね。足をちょっと最初引っ張ったような形の中でもね、いいピッチングしてくれたと思いますね」とねぎらいの言葉を口にした。

 3番・秋山を2ボールから申告敬遠。4番に対しての痛恨の1球となったが「やっぱり、いろいろな形で勝ちがつくのは簡単なことではないというところ。むしろ、攻撃陣がもう少し何とかしなければいけない。赤星はナイスピッチング」と赤星にではなく、7回までわずか1安打の打線に注文をつけた。

 7回に赤星に交代を告げる場面では、マウンドに上がり肩を何度も叩き言葉をかけた。「やっぱり戦いってああいうものだと思うんですよね。勝つか負けるかという部分でね。仮に負けることがあってもね、ああいう姿勢で勝負に挑むのはとても重要なことだと思います」とこれまでの自己最多を上回る127球を投げ、援護を待った若き右腕の闘う姿勢を評価。

 9回に登板した平内についても「気持ち良さそうに腕も振れているし、経験値も結構若い投手であってもある人ですから、彼が投手陣に戦列に加わってくれたのは大きいですね」と語るなど、敗戦の中にも前向きな言葉を絞り出していた。

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