市和歌山が智弁和歌山の春V9阻止!「あのときはビビっていた」145キロ右腕・栗谷が3失点完投で雪辱

[ 2023年5月14日 19:40 ]

高校野球和歌山春季大会決勝   市和歌山5―3智弁和歌山 ( 2023年5月14日    紀三井寺 )

<市和歌山・智弁和歌山>優勝を決めて喜ぶ市和歌山バッテリー(撮影・河合 洋介)
Photo By スポニチ

 和歌山大会の決勝が14日に行われ、市和歌山が56年ぶり2度目の優勝を飾った。8連覇中だった智弁和歌山を5―3で下し、近畿大会(27日から4日間、(大阪シティ信用金庫スタジアム)の出場権を得た。

 最速145キロ右腕の栗谷星翔(せいが)が被安打6で3失点完投勝利と強力打線を封じた。8回までは無失点。5―0の9回に内野ゴロの間の失点と2ランで3失点したものの、リードを死守した。

 「自分たちの力を出せ勝てると思っていました。変化球も制球よく投げられたことは良かったと思います」

 3月上旬に臨んだ今年初の練習試合の相手が智弁和歌山だった。選抜出場を控えていた相手に栗谷は3回4失点で降板して敗戦。「そのときは相手にビビっていた。強気で投げようと思いました」。リベンジの思いも込めて、ライバル相手に成長を示した。

 同校OBで21年ドラフト1位の小園健太(DeNA)からは「制球が良ければ、そう打たれない」との助言を受けたことがある。この日は2与四球のみ。強打相手に丁寧に四隅を突き続け、智弁和歌山の春連覇を「8」で止めた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月14日のニュース