3勝目のオリ・由伸 実家が隣同士の頓宮とお立ち台初共演「えー、何やろ。いつも、ありがとう」

[ 2023年5月14日 05:02 ]

パ・リーグ   オリックス8-3ソフトバンク ( 2023年5月13日    京セラD )

ご近所さんのお立ち台は初! 笑顔の山本由伸(左)と頓宮裕真(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 本調子でなくても、白星をもぎ取る。それがオリックスの絶対エース・山本だ。6回までに111球を要し、5安打3失点。それでも味方が勝ち越すまで投げ、今季3勝目。負ければ相手のソフトバンクと入れ替わって首位から陥落した一戦で、その座を守った。

 「3点先制してもらってから同点に追いつかれてしまったんですけど、何とか最低限の仕事はできた。もっといい投球ができるようにしていかないと」

 求めるもの、求められるものが高いだけに反省も口にしたが、粘りの投球が今季早くも4度目となる先発全員安打の猛攻を呼んだ。お立ち台へは14試合連続安打の茶野、3―3の5回1死三塁から左前へ決勝打を放った頓宮と上がった。岡山県の実家が隣同士で幼なじみの頓宮とは、意外にもお立ち台初共演。ひと言求められ「えー、何やろ。いつも、ありがとう」と照れながら感謝した。

 3回2死満塁では柳田にプロ入り初の押し出し四球。まだ本来の姿ではない。それでも勝つ。球界最高投手たるゆえんだ。 (山添 晴治)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月14日のニュース