Rソックス・吉田正尚 2試合連続安打も、まさかの結末… 絶対的守護神が2試合連続で9回に逆転許す

[ 2023年5月14日 07:35 ]

インターリーグ   レッドソックス3ー4カージナルス ( 2023年5月14日    ボストン )

レッドソックス・吉田正尚(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が13日(日本時間14日)、本拠地・ボストンでのカージナルス戦に「5番・DH」で出場。2試合連続連続安打を放ったが、絶対的守護神が2試合連続で9回に逆転を許し、チームは連敗となった。

 まさかの光景だった。先発・セールの後を受け、3-1の9回から登板した守護神・ジャンセン。通算400セーブを誇るメジャー屈指のクローザーが、カージナルス打線に飲み込まれた。先頭のゴールドシュミットに四球を与えると、続くコントレラスにはカウント3-0からピッチクロック違反を取られ、連続四球。1死からゴーマンに右中間二塁打を許し、1点差とされると1死満塁からバールソンの二ゴロ併殺崩れと遊撃手の一塁送球エラーが重なる間に2失点し、逆転を許した。

 ジャンセンは前日の試合でも6-5の9回から登板し、1死も取れず3失点で降板した。実力者だけに、予期しない2試合連続の炎上だった。

 吉田は3-0の4回無死、二塁内野安打で出塁。安打はこの1本だけだったが、6回1死一塁からの第3打席では確実に四球を選ぶなど、打線を機能させた。

 9日(同10日)からのブレーブス2連戦では9打数無安打で3三振。状態が心配されたが、日本の誇るヒットメーカーはすぐさま「普段の状態」を取り戻してみせた。前日12日(同13日)のカージナルス戦で今季14度目のマルチ安打を記録。打率も再び3割に乗せた。好不調の波が小さい、安定した打撃力を示した。今後も吉田の安定感はチームの大きな武器となる。

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