吉田正尚 今後も貫く「シンプルに」 まさかの結末には「負けたんで残念ですね」

[ 2023年5月14日 08:56 ]

カージナルス戦の5回、二塁打を放ったレッドソックス・吉田
Photo By ゲッティ イメージズ

 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が13日(日本時間14日)、本拠地・ボストンでのカージナルス戦に「5番・DH」で出場し、3打数1安打1四球1三振だった。2試合連続安打を放ったが、守護神が2試合連続で9回に逆転を許し、チームは3―4で敗れて連敗となった。吉田の打率は.307となっている。

 先発・セールの後を受け、3―1の9回から登板した守護神・ジャンセンが誤算だった。通算400セーブを誇るクローザーが先頭のゴールドシュミットに四球を与えると、続くコントレラスにはカウント3―0からピッチクロック違反を取られ、連続四球。1死からゴーマンに右中間二塁打を許し、1点差とされると、1死満塁からバールソンの二ゴロ併殺崩れと遊撃手の一塁送球エラーが重なる間に2失点し、逆転を許した。

 試合後の吉田との一問一答は以下の通り。

――悔しい逆転負けだった。
 「負けたんで残念ですね」

 ――自身は2度の出塁を果たした。
 「見え方自体は悪くないと思います。最後のピッチャーのカットして食い込んでくる球は、ちょっとポイントをどうしようか迷いました。あれにも対応していけたらなと思います」

 ――夕方の試合は打席で影が気になるのでは。
 「終盤になると最初とはちょっと変わってきますね」

 ――ピッチクロック違反があったが、打者が構えなければ投手は投球フォームに入れないということなのか。
 「(投手の)目を見ろ、みたいなことを言いますよね。早くやりすぎてもダメ、そこまでにバッターが準備してっていう。その間合いはちょっと難しいし、今日の先発ピッチャーはテンポがどんどん早く、バッターが使えるタイムは1回までなので、その使い方のタイミングとかもあると思います」

 ――神経を使う部分なのか。
 「気にはなりますね」

 ――オープン戦のとき、適応は簡単なことはではないと話していたが、うまくいっているか。
 「もう本当にシンプルにっていうところ。前も言いましたけど、シンプルに打席に向かうっていうところを心がけています」

 ――予想外のことが起こり、そのたびに対応していかなければならないのか。
 「個人個人でルーティンもあるし、それを変えるのか、そのままできる人もいるし、それは個人の問題だと思います。長くやってきた人の方が大変かもしれないですね。キャリア長くやっているとルーティンってあると思いますし、自分はMLBでこれが1年目なので、っていうところはあるかもしれません」

 ――自身のルーティンもかなり省いているのか。
 「そうですね。日本とはまったく別で、シンプルにというところです」

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