巨人・平内 支配下即復帰マウンド「不安はありませんでした」最速152キロ 初の声出し応援浴び活躍誓う

[ 2023年5月14日 18:41 ]

セ・リーグ   巨人2―7広島 ( 2023年5月14日    東京D )

<巨・広>9回から登板した平内 (撮影・西川祐介)
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 巨人の育成選手・平内龍太投手(24)は14日、支配下選手契約発表後の広島戦に登板。9回1イニングを無失点に抑えた。

 この日の試合前に支配下選手契約が発表された24歳右腕。昨季は中継ぎで53試合に登板し、4勝4敗、防御率4・32。昨年11月に右肘のクリーニング手術を受け、育成選手として再出発していた。

 背番号「11」のユニホームを再び着用し「やっぱりいいなって率直に思いました」と笑顔を見せた平内が、早くも1軍のマウンドに戻って来た。

 2―7と苦しい展開の9回。本拠・東京ドームの大歓声を浴びてマウンドに上がった右腕は、秋山に高いバウンドの二塁内野安打を打たれ、続く4番・マクブルームに四球を与えたがあわてなかった。5番・野間を152キロの直球で二飛に打ち取ると、6番・坂倉は147キロのスプリットで空振り三振。7番・矢野を力のある149キロ直球で中飛に打ち取り無失点で復活登板を終えた。

 平内は試合後、「ファームでもしっかり投げてきているので不安はありませんでした。その中で最低限0点に抑えることができて良かったです。ただ内野安打は仕方ないとして、その後の四球と3度3ボールまでいって球数が多くなったところはしっかり反省しないといけないです」と無失点に抑えたことよりも、課題を口にした。

 原監督はカムバックを果たした24歳右腕について「気持ち良さそうに腕も振れているし、経験値も結構若い投手であってもある人ですから、彼が投手陣に戦列に加わってくれたのは大きいですね」と評価。

 敗戦の中で、大きな歓声を浴びた復帰登板を振り返り「初めて声出し応援の中の登板となりましたが、この大声援の中で投げられることを粋に感じて、これからもチームとファンの為に頑張っていきます」と力強く語った平内。苦しみもがく救援陣の救世主となるつもりだ。

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