金光大阪　138キロ左腕キャリーパトリックが1安打完封　「自分が投げ切る」　圧倒8Kで4強進出

高校野球大阪府春季大会準々決勝   金光大阪3―0東大阪大柏原 （ 2023年5月14日    大阪シティ信用金庫スタジアム ）

＜金光大阪・東大阪大柏原＞完封勝利を挙げた金光大阪・キャリーパトリック波也斗
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　金光大阪の最速138キロ左腕・キャリーパトリック波也斗（3年）が1安打完封勝利を挙げて4強入りした。

　「最後まで自分が投げ切るという気持ちでした」
　切れのある直球とスライダーを低めに集めて計8奪三振を数えた。2回1死無走者で中前打を許して以降、8回までに許した出塁は味方の2失策のみ。3―0の9回に先頭から2者連続四球を与えるも、1死後に連続三振を奪って公式戦初完封を飾った。

　高2春の選抜大会で8強入りした。「8番・右翼」で3試合に先発して12打数2安打に終わり、登板機会はなかった。「去年までは自分のことで精いっぱいで、周りを見られていなかった。いまは後輩に自分の姿がどう映るかを考えて、見本になれるように意識しています」。4強進出に導いたエース左腕の姿に横井一裕監督は「3年生になってチームのことを考えられるようになった。すごく成長してくれている」と目を細めた。