5連敗でストップの巨人・原監督、オコエ絶賛「ここ数年ジャイアンツの選手にはいなかった」

[ 2023年4月11日 21:48 ]

セ・リーグ   巨人7―1阪神 ( 2023年4月11日    東京D )

<巨・神>7回、オコエは2点適時打を放ちガッツポーズ (撮影・西川祐介)
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 巨人が戸郷の二塁を踏ませない7回無失点好投とオコエの5年ぶり猛打賞となる3安打2打点、8回に飛び出した中田翔&大城卓の2ラン競演などで阪神を下し、連敗を5で止めた。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――戸郷。

 「今日は非常にフォークボール以外にいろんなボールを投げてね、いいピッチングが出来たと思いますね」

 ――直球で押し込んでいた。

 「やっぱり配球等々においてね、真っすぐをうまく使えた、フォークボール以外のボールをうまく使えたというとこに良さがありますね」

 ――二塁を踏ませなかった。

 「そうですね。非常にリズムがいい投手ですし、WBCに行って一つ、二つ大きくなって帰って来たなと。これから先さらに若武者として期待したい投手です」

 ――8回のピンチで田中豊樹が素晴らしいリリーフだった。

 「いやいやいや、8回というのがね。私を含め7回、8回というのがメディアさんも含めね、特にその部分がここのところ言われていると逆に彼らが意識をしすぎてしまっているのかなと。本来のピッチングであるならば、高梨もあんなに左打者に打たれる投手ではないんですが、豊樹は本当によくあの場面を抑えてくれたのは大きかったですね」

 ――打つほうではオコエ。

 「初打席のシュートボールをあそこに見事にはね返したというのは、ここ数年ジャイアンツの選手にはいなかったからね、そういう意味ではあの1本、シュートボールをはじき返したというのは大きいですね。さらに対戦が多い我々自軍の選手も奮起してほしいですね」

 ――今年も伝統の一戦がスタートした。明日以降に向けて。

 「今日は非常にいいピッチング、いいバッティングというものが出ましたので、そこは明日また気を引き締めて戦っていきたいと思います」

 ――7回1点差で戸郷を代えた場面。

 「1アウトの状況で満塁という状況だけの時は(代打)いこうと思っていました。2アウトというなかで、となったら1点を守ろうと思っていました」

 ――そういう意味ではオコエの2点タイムリーが大きかった。

 「いやあ、もうね、まあ長野もしぶとく、結果的にはファーストゴロにはなりましたけど、非常に気の出ている、僕は一打だったと思います。ああいうものがオコエのテキサスヒットになったのかなというね。必然だと思いますね」

 ――オコエは初回の(丸の遊ゴロで)三塁にいった走塁も大きかった。

 「いいですね、最初にシュートボールをという話をしたけど、あれが大きいですね」

 ――5年ぶりの猛打賞。

 「ああそうですか、5年ぶり何度目かっていうところがね。まあまあこれから100回くらい打ってくれるということを願いたいですな」

 ――中田翔は守備でミスはあったけど最後にホームラン。

 「守備力という点ではファースト守らしたら僕はプロ野球界で一番上手な人だと思います。まあしかし、今日はああいう形になりましたけど、でも、そのなかでさらに集中力を出して、まあさすがですね」

 ――大城卓にも一発、攻守で。

 「よくやってると思いますよ。なかなか点数が取れない中でね、リリーフ陣たちを引っ張っていってるしね、勝ちに恵まれてなかったという点では、キャッチャーというポジションは、キャッチャーという人は勝たないと責任を背負うらしいんだな。そういう意味では今日の勝利というのは自分が打ったことよりも勝利したことの方が大きいんじゃないでしょうか」

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