巨人・戸郷「チームを勝ちに導けるような投球を続けていきます」 猛虎打線に二塁踏ませず7回零封

[ 2023年4月11日 21:38 ]

セ・リーグ   巨人7―1阪神 ( 2023年4月11日    東京D )

<巨・神>2勝目の戸郷はファンとハイタッチ (撮影・西川祐介)
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 巨人の戸郷翔征投手(23)が今季初の伝統の一戦となった阪神戦(東京D)で7回を散発3安打無四球、二塁も踏ませない圧巻投球で今季2勝目をマーク。チームの連敗を5で止めた。

 試合後、3安打2打点のオコエに続いてお立ち台に上がった戸郷は「本当に僕だけの力じゃなく、野手の方が毎試合こんだけ打ってくれて勝ちにつながったので、本当に感謝してます」と感謝の第一声。二塁も踏ませない投球だったが、「ある程度いいピッチングできたんで、僕の持ち味である奪三振が(5個と)あまり取れてないというところが心配ですけど、もう少し投げていけば感覚が戻っていくんじゃないかなと思います」と昨季セ・リーグ奪三振王のプライドも垣間見せた。

 7回で87球という省エネ投球。「とにかく長いイニングを投げて、中継ぎの方たちを休ませてあげたいというのもありますし、本当に野手の方が打ってくれたんで、長いイニングを投げることができて良かったなと思います」と安どの表情を浮かべた23歳。

 侍ジャパンメンバーとして3月の第5回WBC優勝を経験したことについては「本当にたくさんの方々が支えていただいたなかで世界一を獲れたので、ファンの方を含め、本当にたくさんのご声援ありがとうございました」と改めて感謝。チームの連敗を5で止めたことについては「チームとしても苦しい状況が続いていたなかで、先発(投手)が粘れば必ず勝てるっていうのが分かっていたので、ゼロで抑えられて良かったなと思います」と堂々とした口ぶりだった。

 これで個人的には開幕から2試合13イニング連続無失点で、防御率は0・00のまま。今後に向けては「これを伸ばせるように、チームを勝ちに導けるような投球を続けていきますので、また熱いご声援をよろしくお願いします」とファンに呼びかけていた。

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