不運にも無援にも泣く…パドレス・ダルビッシュは7回途中5失点 今季初勝利&MLB96勝目はお預け

[ 2023年4月11日 10:21 ]

ナ・リーグ   パドレス-メッツ ( 2023年4月10日    ニューヨーク・シティ・フィールド )

<メッツ・パドレス>先発し、力投するダルビッシュ(撮影・光山 貴大)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が10日(日本時間11日)、敵地シティ・フィールドでのメッツ戦に先発。7回途中5失点で降板し、今季初勝利を逃した。

 初回は三者凡退に抑え、上々の立ち上がり。3回2死からニモに中前打、続くリンドアに死球を与え一、二塁のピンチを招くと3番・マクニールに右翼線への適時三塁打を浴び2点を先制された。それでも大崩れすることなく4、5回はメッツ打線を無安打に抑えた。

 ところが、0-2の7回に先頭・キャナの左越え二塁打をきっかけに無死一、三塁のピンチを招くと、エスコバルに左犠飛を許し、続くニドの内野安打で1死一、二塁としたところで降板となった。

 この回は不運にも泣いた。キャナの二塁打で無死二塁のピンチを招くと、続くギヨーメはバットを横に寝かせ三塁線へバント。このバントがファウルになるかと思いきや、ラインギリギリを転がって内野安打となり、三塁手・マチャドも苦笑い。さらにエスコバルの犠飛で1死一塁からニドが放ったボテボテの打球もまたもや三塁線へ。ニドのバント安打を再現するかのようにラインギリギリを転がり、これも内野安打となり一、二塁とピンチを広げたところでダルビッシュは降板となった。後を継いだヒルがリンドアに適時二塁打を許し、ダルビッシュは6回1/3を5失点となった。

 打線もサイ・ヤング賞3度受賞の通算202勝右腕・シャーザーに5回までわずか1安打。6回から継投策に入った相手救援陣も攻略仕切れず、無得点が続いた。

 ダルビッシュは今季初登板初先発した4日(同5日)のダイヤモンドバックス戦は5回1失点。勝利投手の権利を持って交代したが、救援陣が逆転を許し初勝利を逃した。

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2023年4月11日のニュース