巨人・オコエ瑠偉「勇人さんからもらったアドバイスは凄い大きかった」と感謝　3安打2打点活躍

セ・リーグ   巨人7―1阪神 （ 2023年4月11日    東京D ）

＜巨・神＞殊勲のオコエはファンの声援に応える　（撮影・西川祐介）
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　昨年12月の現役ドラフトで楽天から巨人に加入したオコエ瑠偉外野手（25）が阪神戦（東京D）で3安打2打点と大活躍。チームの連敗を5で止める1週間ぶりの勝利に大きく貢献した。

　「1番・中堅」に入り、3試合連続の先発出場。相手先発右腕・西勇から初回の第1打席で左前打を放って先制のホームを踏むと、1―0で迎えた3回の第2打席では右翼フェンス最上部を直撃する二塁打。1―0のまま迎えた7回の第4打席では2死満塁で西勇から右前へ2点適時打を放った。猛打賞は楽天時代の2018年9月15日ロッテ戦（ZOZOマリン）で3安打して以来1669日ぶり通算5度目。3試合連続先発出場で2安打、2安打、3安打とマルチ安打が続いている。

　試合後、大歓声のなかでお立ち台に上がったオコエは「ホント自分の人生変えたく頑張ってましたんで、本当にこの舞台に立てて凄く光栄です」と第一声。7回2死満塁で放った右前への2点適時打について聞かれると「やっぱりどうしてもね、追加点がほしかった場面だったんで、何とか食らいついて。ここは長打とかじゃなくてヒット1本でっていう気持ちでセンターに」と振り返った。

　9日の広島戦（マツダ）で初回先頭打者初球アーチを放ったのに続いて、この日の初回も左前打を放って先制のホームを踏んだ。「ここ最近チームもちょっと勝ててなくて。1番バッターっていうところでやっぱり勢いをつけないといけない打順だと思ってますんで、そのなかで先頭でしっかりと出塁できたっていうことは凄い良かったのかなと思います」としたオコエ。打撃の状態については「結果が出ていることは本当にうれしいです」としながらも「まだまだシーズン始まったばっかなんで慢心せずに引き続き頑張っていければなと思います」と気を引き締めた。

　また、ファーストストライクを逃さずスイングしたことについては「ちょっと最初のほう、開幕戦とかはね。（坂本）勇人さんにも言われたんですけど、ボールを見極めてこうって意識が強すぎて振りにいけなかったっていうのがあったので。勇人さんからもらったアドバイスは凄い大きかったので。きょうはそれもしっかり生きてたかなと思います」と坂本にも感謝した。

　また、改めて現役ドラフトを経て加入した巨人でのプレーについて聞かれると「本当に新しい舞台で、また地元の東京でプレーできていることも凄くいろんな方に感謝してますし、頑張らなきゃいけないなっていうのを思ってるんで、しっかりと結果で応えられるように頑張っていきたいと思います」と話していた。