西武・栗山 17人目の1000四球にあと2 故意四球はわずか1.7% 光る選球眼

[ 2023年4月11日 05:30 ]

西武の栗山
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 【Weekly Data展望】通算2087安打を誇る栗山(西)が、新たな記録を達成しようとしている。それは、日本球界で16人しかいない通算1000四球で、残り2に迫った。現在の39歳7カ月で達成すると21年福留孝介(中=44歳4カ月)、12年谷繁元信(中=41歳3カ月)、88年門田博光(南海=40歳4カ月)、13年中村紀洋(D=39歳9カ月)に次ぐ5位の年長到達。これまで2169試合に出場しており12年谷繁元信(2645試合)、72年野村克也(南海=2181試合)に次ぐ3番目のスロー到達にもなる。

 達成までは時間がかかったが、敬遠による“もらった”四球が極めて少ない、特徴的な大台到達になりそう。栗山の通算998四球のうち、故意四球はわずか1・7%の17個しかなく、ほとんどの四球が自慢の選球眼で選び取ったものだ。過去の1000四球達成者と比較すると、鳥谷敬(ロ)の2・4%(1055四球のうち故意四球25)を下回り最も低い割合。四球から故意四球を除いた「自力四球」は981となり、この数字では王貞治(巨=1963)を筆頭に歴代12位タイの多さになっている。巧みな打撃と選球眼でまだまだ奮闘する大ベテランの記録に注目だ。(記録課・志賀 喜幸)

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