ツインズ前田、復帰2試合目、チェンジアップで空振り取れず「100%の本来の姿ではない」

[ 2023年4月11日 07:57 ]

<ツインズ・ホワイトソックス>今季2度目の先発のマウンドに上がって力投する前田(AP)
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 ツインズの前田健太投手(34)が10日(日本時間11日)、本拠地ターゲットフィールドでのホワイトソックス戦に先発し、6回8安打4失点と粘りの投球も3-4で敗れて今季2敗目を喫した。

 試合後、前田は地元テレビの取材に「手術から帰ってくることはできましたけど、今日の状態はあまり良くなかったし、100%の本来の姿ではないと思う。ここからちょっとずつ慣れて行きながら、状態を上げていければ良いかなと思います」と悔しそうに話した。

 右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復帰2試合目。直球の最速は90・2マイル(約145キロ)。サイヤング賞投票で2位となった20年シーズンに空振り率45・6%を誇ったチェンジアップも、この日は12度のスイングで1度しか空振りを取れなかった。

 4失点した4回は先頭の3番アンドルー・ベニンテンディにカウント1-1から外角低めのチェンジアップを左前打、5番ガビン・シーツにはチェンジアップを軸に攻めたがフルカウントとなり、6球目のスライダーを右前打を放たれ、6番ヤスマニー・グランダルには初球の外角低めチェンジアップを中前適時打とされた。そして、7番ハンセル・アルベルトに対しては、2球目のスライダーがど真ん中に入り、痛恨の3点本塁打を喫している。

 リポーターに100%になるにはどうすれば良いかと聞かれると、「リハビリの過程は100%なんだけど、試合の中で投げて行く感覚がまだ。6イニング投げたのも手術後は初めてだったので、こういうものにもうちょっと慣れて行きたい」と説明した。前田は11日が35歳の誕生日。604日ぶりの白星で前祝いとはならなかった。

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2023年4月11日のニュース