【対談】落合氏もツッコミ「何でこんなとこ当たるの?」 田淵氏「ケガのデパートマンだよ」

[ 2023年4月11日 17:25 ]

対談を行った落合博満氏(左)と田淵幸一氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が11日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。YouTube開設1年がたち、新企画として対談企画「博満の部屋」をスタートした。その記念すべき第1回目は強打の捕手として鳴らした田淵幸一氏(76)を招いて対談が行われた。 【動画】対談企画「博満の部屋」第1弾は田淵幸一氏

 7歳違いという2人の対談は、落合氏が質問し、田淵氏が答えるという流れで進行した。プロ野球通算510本塁打の落合氏と、同474本塁打の田淵氏は打撃理論の話題から、現役時代に田淵氏が落合氏のまねをしたことがあるという話に及んだ。

 「落合のバッティング見て、自分がスランプになった時ね、まねしたことあるんだよ」と打ち明けた田淵氏。「すり足なんだよ。まずね、すり足で。バットを俺は(右肩の位置に)こう構えてたけど、こう(体の正面で)構えてボールを待つようにしたの。そしたらね、ボールが良く見えるんだよ、やっぱり。それで良くなったら、また自分に戻すっていう。(落合氏の打法は)神主打法ってよく言ってたけど、あれはやっぱり理論合ってるよ」と語った。

 3冠王は8人しかいないが、落合氏は3度も記録している。田淵氏が「何で、あんな3冠王獲れんの?そんなに足速いわけじゃないでしょ」と聞くと「そんな速くない。内野安打なんてほとんどないもん」と落合氏もうなずいた。

 落合氏は自身の長所を聞かれると「オレは逃げながらボール捕まえてたから」と頭付近に球か来ることを想定しながら、体をオープンに開きながら、球を運んでいた独特の考えを明かした。田淵氏は「頭のこといったら、俺はもう、なんでも喋るよ」と乗ってくると、落合氏は笑いながら「田淵さんがね、頭にぶつかって強烈に覚えてるのは、(静岡の)草薙球場。ヘルメットの(正面の)マークのとこに当たって、何でこんなとこ当たるんだろうと思った時あるもん。ヘルメットのマークですよ!」と突っ込んだ。

 これには田淵氏も「避け方が下手なんだってよく言われたけど」と言われると、すぐさま「ほんと下手だった」と落合氏。「ケガのデパートマンだよ、俺は。(広島のエースの)外木場(義郎)さんに当てられて死にかけて、あと、(巨人などで活躍した)新浦(寿夫)にぶつけられて鼓膜2回くらい破ったけど。だけどあの時に、これ(ヘルメットの耳当て)ができたんだよ」と田淵氏は自虐的に話していた。

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2023年4月11日のニュース